子育て情報『生え替わり期が大事!永久歯の虫歯予防』

2017年10月5日 11:30

生え替わり期が大事!永久歯の虫歯予防

目次

・生え替わり期の受診が必要な理由
・生え替わり期の手入れのポイント
・歯ブラシと歯磨き粉について
生え替わり期が大事!永久歯の虫歯予防


小学校入学前後に子どもの歯は生え替わり始めます。歯が抜けた後は永久歯が生えますが、永久歯が育っているか、また生えた永久歯が虫歯になっていないかの確認をすることが、大事な永久歯の虫歯予防となります。生え替わり時期に気を付けるべきことについてまとめました。

生え替わり期の受診が必要な理由

乳歯は20本、親知らずを除く永久歯は28本あります。生え替わりは小学校入学前後から始まりますが、全てが替わるまでにはおおむね12歳くらいまでかかります。

永久歯の数が生まれつき少ない「先天性欠如」や、あごの中で十分に育たずに生えてくる「形成不全」が、どちらも子どもの10%前後に見られます。さらに、通常より歯の多い「過剰歯」のケースもあり、歯並びや歯の育成に関わってきます。発生する原因は分かっていませんが、こういったことは見た目では分かりません。
発育状況を確認するために、生え替わり時期には歯科を受診することが大切になります。

生え替わり期の手入れのポイント

生えたばかりの永久歯は未成熟で抵抗力が弱く、虫歯になりやすいです。永久歯が成熟するまでには3年程度かかると言われます。成熟するまでの期間は、大人が仕上げ磨きをしっかり行うことがとても重要です。

仕上げ磨きをの方法は、膝の上に子どもの頭を乗せ、仰向けに寝かせます。鉛筆のように歯ブラシを持ち、シャッシャッと音がなる程度の軽い力で磨きましょう。

虫歯になりやすい前歯の横の第1臼歯は特に念入りに行います。口の横から歯ブラシを入れて小刻みに動かすのがコツです。
奥歯は生えたことに気付かないことも多いですが、下の前歯が向けたら奥歯も生え始めるサインと考え意識して見てみましょう。

仕上げ磨きをのポイントは、

・リビングなどの明るい場所で行う

・磨いている間は呼吸しづらいので、短い休憩を何度か挟む

・歯間の歯垢はデンタルフロスを使って取る

間食は虫歯の最大の要因ですので、食べさせる場合は回数を決めだらだら食べさせないことです。乳歯の虫歯は放置せず、治療した上で歯磨き習慣をつけましょう。

歯ブラシと歯磨き粉について

生え替わり期の歯の高さは異なり歯並びがデコボコしているため、磨き残しが増えます。奥歯まで届く長さで、ヘッドの小さい子ども用歯ブラシを選びましょう。表示は「6~12歳」「生え替わり期用」などと書いてあるものが目安です。

毛先が開いたり毛のコシがなくなったりした歯ブラシで磨いても効果がありません。

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