2017年2月16日 14:00
子どもの生活力や計画性を育てる!お手伝いを習慣化させるコツ
お手伝いは子どもの生活力を育む良い機会となりますが、この20年で子どものお手伝い参加率は減少しています。お手伝いしないことが当たり前になると、何もできないまま成長してしまいます。お手伝いすることのメリットを知り、習慣化させるためのポイントをおさえておきましょう。
子どものお手伝い参加が減少している理由
お手伝いへの子どもの参加はなぜ減少しているのでしょうか?
まずは、家事を手助けする製品やサービスの充実により、そもそもの家事の総量が減っていることが影響しています。さらに親の負担が減る中、子どもは塾や部活動などで家にいる時間が減っています。帰宅後も、宿題、夕食、入浴をするとあっという間に就寝時間となりお手伝いに参加する時間が取りづらいという理由があげられます。
他にも、手伝ってもらうことで余計に時間も手間もかかってしまうということで、あえて親がお願いしないということもあるでしょう。
お手伝いをすることで得られるメリット
お手伝いをすることは、家事ができるようになるだけではなく色々なメリットがあります。
1.責任感や自己肯定感が育つ
お手伝いを任せられると子どもは責任感を持つようになります。また、お手伝いを行い親に感謝されることで、自分に自信を持つことができるのです。
2.自立につながる
お手伝いが習慣化することで、自然と家事の流れを覚え自分の身の回りは自分でできるようになります。自分で生きていく基礎力を、幼児の頃から身につけましょう。
3.親子間のコミュニケーションになる
お手伝いをさせることで余計な時間や手間がかかるかもしれませんが、その分親子が向き合う時間は増えます。お手伝いをさせる時に大事なのは一緒にやること。見守られていることで、子どもはやりがいを感じます。
また、一緒にやることで親の行動が自然と子どもの見本となります。子どもは親をしっかりと観察しているものです。お手本がいれば上達も早いですね。
4.考える力や行動力が身につく
やったことをないことを初めて行うのは非常に頭を使います。お手伝いが習慣化していると、何かあった際の状況判断を自分で行えるようになります。お手伝いを普段からすることで「こういう状況ではどうしたらよいか」と考え行動する力がつくのです。
お手伝いを習慣化させるポイント
お手伝いをしたくない子に無理強いをしたり、続かなかったりするようであれば意味がありません。