子育て情報『子どもの反抗挑戦性障害とは?単なる反抗期とは違うの?症状やADHDとの関係性、対応方法まとめ』

2016年10月9日 14:00

子どもの反抗挑戦性障害とは?単なる反抗期とは違うの?症状やADHDとの関係性、対応方法まとめ

C.その行動上の障害は、精神病性障害、物質使用障害、抑うつ障害、または双極性障害の経過中のみ起こるものではない。同様に重篤気分調整相の基準は満たされない。

■現在の重症度は
軽度:症状は一つの状況に限局している(例:家庭、学校、仕事、友人関係)
中等度:いくつかの症状が少なくとも二つの状況でみられる
重度:いくつかの症状が三つ以上の状況でみられる

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『DSM-5』では、反抗挑戦性障害と素行症を別の疾患として定義しています。

素行症とは、周囲の人に反発して、学校のずる休みや繰り返しの嘘をつくなどの挑発的な行動をとったり、激しい喧嘩をしたりすることに加えて、放火や盗み、物に対しての破壊行為などの法律違反に当たる行動をとることを指します。

一方、世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)では、反抗挑戦性障害は素行症という疾患の中に含まれて定義されます。ここでは、反抗挑戦性障害はおよそ9~10歳未満の子どもに発症する行為障害(素行症)の軽度の症状であると位置づけられます。

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参考文献: 『ICD-10』 2013年 中山書店/刊


反抗挑戦性障害の合併症

子どもの反抗挑戦性障害とは?単なる反抗期とは違うの?症状やADHDとの関係性、対応方法まとめの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29959000041

■素行症
反抗挑戦性障害の代表的な合併症として素行症が挙げられますが、これは小児期発症型のをもつ子どもによくみられる併存症です。

合併してしまう主な原因は、自分より偉い人との間に挑戦的な感情をもってトラブルを起こしてしまうという、共通の症状があることと言われています。
反抗挑戦性障害が重度になるにつれて素行症の症状もあらわれてきてしまうのです。

しかし反抗挑戦性障害と違い、素行症には人や動物に向けた殴るなどの攻撃的な行動や、物の破壊、または盗みや詐欺など違反行為がみられるため、しっかりと区別することが重要です。

■ADHD(注意欠陥・多動性障害)
もう一つの代表的な合併症としてADHD(注意欠陥・多動性障害)があげられます。

ADHDとは、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)

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