2016年11月20日 17:30
精神障害者保健福祉手帳とは?判定基準やメリット、申請方法まとめ
精神障害者保健福祉手帳とは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003061
精神障害者保健福祉手帳とは、所持している人が一定程度の精神障害がある状態であることを認定するものです。精神障害のある方が自立し、社会参加を積極的に行えるよう、様々な制度やサービスの利用をしやすくすることを目的にしています。
精神障害者保健福祉手帳は1995年10月に制定されました。療育手帳、身体障害者手帳より比較的新しくつくられた制度です。各都道府県と政令指定都市によって発行され、平成24年度末の統計で69.5万人を超える人が交付を受けています。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO123.html
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律
http://www8.cao.go.jp/shougai/data/data_h25/zuhyo19.html
精神障害者保健福祉手帳の交付者数l 内閣府
精神障害者保健福祉手帳は、療育手帳や身体障害者手帳と比べて受けられる制度の条件が厳しかったり、サービス自体が限られている場合があったりすることで、取得するべきかどうか悩んでいる方も少なくはないようです。
しかし、精神障害者保健福祉手帳制度は、取得することで様々なサービスや割引・給付が受けられるようになるほか、教育を受けたり就労するにあたり配慮や支援を受けやすくもなる、とても便利な制度です。
高機能自閉症などの発達障害である場合、知能指数が判定基準を上回るために療育手帳の交付が認められない場合があります。
その際にも、自閉症の症状による日常生活の困難度合いが大きかったり、二次障害としての精神障害が現れていたりするときは、精神障害者保健福祉手帳を取得できる可能性があります。
精神障害者保健福祉手帳交付の対象となる疾患
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161000604
精神障害者保健福祉手帳は、何らかの精神疾患により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方を交付対象としています。
対象となる精神疾患には、次のようなものが含まれます。
・統合失調症
・非定型精神病
・そううつ病
・てんかん
・中毒精神病
・精神遅滞を除く器質精神病
・高次脳機能障害
・精神神経症状をともなう発達障害
発達障害に関しては、世界保健機関(WHO)