2017年2月7日 11:00
いつか来る「発達障害ってなに?」にどう答える?娘との会話から考えたこと
「発達障害ってなあに?」もし子どもに聞かれたら、どう答える?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10139003023
わが家には「自閉症スペクトラム+ADHD」と診断された娘と息子がいます。
病院で医師からWISC検査の結果と診断についての説明を聞いていた時、娘は私の隣にいました。
当時、娘はまだ小学校低学年でしたが、言語IQが異常に高くアスペルガーの要素が強い娘は、私の本棚に並べてあった発達障害に関する本を既に何冊か読んでいたため、医師の話すキーワードを理解してしまったのです。
思わぬ形で「自分は発達障害である」ことを知り、娘はショックを受けていましたが、今は自分の特性とどう向き合えば楽に生きられるかということを一緒に考えながら歩んでいる最中です。
一方、就学前の息子はまだ自分が発達障害であることも、人とは違う部分があることも知りません。
いつか、誰かから指摘されたり言葉を耳にしたりして、「発達障害ってなに?」「ぼくはみんなと違うの?」と聞かれる瞬間が突然やってくるかも知れません。
その時に備えて、慌てずにきちんとした説明ができるように、発達障害とは何かということをよく考えておかなければと思うようになりました。「発達障害は個性かどうか」という議論をあちこちで見かけるたびに、その思いは強くなる一方です。
なんとか「発達障害とは何か」という問いに対する「わが家なりの答え」を導き出せないものでしょうか。
その答えを導き出すカギは、日常生活の中にありました。
ヒントは「たわし頭」にあった!?娘とのある会話
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038005728
話は変わりますが、皆さんは、毎日髪をセットするのにどれぐらいの時間をかけていますか?
わが家では、娘の髪をセットするのに10~15分、私の髪も同じぐらいの時間がかかります。
つまり、毎日30分近くを髪をセットするためだけに鏡の前に立ち続けている計算になります。決して特別な髪型やオシャレをしているのではなく、たわしのような髪についてしまった寝癖を直すため、いったん髪の毛を根本から濡らしてドライヤーをあてて伸ばさなくてはならないのです。