モロー反射とは? モロー反射が見られる期間、疾患や発達障害との関連についてご紹介します!
モロー反射とは?
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モロー反射とは、生後まもない赤ちゃんに見られる原始反射の一つです。
大きな音や明るい光、身体がグラッと傾いたときなど、赤ちゃんへ外から大きな刺激が与えられたときにモロー反射は起こります。刺激を受けると手足をビクッとさせ、ゆっくりと万歳をするように腕を広げます。それはまるで何かにしがみつくような姿勢のように見えます。
では、なぜ外部からの刺激に対して赤ちゃんはモロー反射を起こすのでしょうか。目的は、自らの身を守ること、親に外部刺激から守ってほしいというメッセージを送ることの2つです。
生後まもない赤ちゃんは、周囲が危険なのかどうか、またどのくらい危険なのかきちんと判断することができません。それゆえ赤ちゃんはどんな危険な状態に陥っても自らの身を守ろうと、刺激に対して無意識的にモロー反射を起こします。
そしてパパ・ママに外部刺激から守ってもらおうとするのです。
子どもの発達が進むスピードは個人差があるので、モロー反射が活発に見られる時期や消失する時期は子どもによって変わってきます。おおよそモロー反射は0~4ヶ月の間に見られる原始反射運動です。生後4ヶ月を過ぎると大体の子どもはモロー反射が見られなくなります。
原始反射とは?
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モロー反射のように、赤ちゃんが生まれたときから備えている反射的な運動のことを原始反射と言います。赤ちゃんが外からの危険から身を守り、また運動機能の発達のためになくてはならない運動です。
原始反射は足や指、口など赤ちゃんの身体のさまざまな部位で見られます。既に挙げたモロー反射の他にも、以下のような原始反射があります。
◇自動歩行
赤ちゃんを立たせるように支え、足を床につけてあげると、まるで歩いているかのように足を交互に屈伸させる動き
◇把握反射
手や足のひらに他の人の指などが触れた時、反射的に握りしめる動き
◇吸てつ反射
赤ちゃんが口に入ったものに反射的に吸いつく動き
◇バビンスキー反射
足の裏をかかとからつま先に向けてゆっくりこすると、足指が反射的に開く動きなど
原始反射は平均的には生後0~3ヶ月の間で活発に表れ、生後4~5ヶ月ころを目安にだんだんと消えていきます。