子育て情報『7年の不登校の末、娘が言った「勉強したい。」その言葉の真相は』

2017年3月3日 11:00

7年の不登校の末、娘が言った「勉強したい。」その言葉の真相は


小2から不登校になった娘。「信じて待つ」と決めたけれど…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044005630

娘が学校に通えなくなったのは小2のとき。それから全く勉強もすることなく、時間は流れていきました。

引きこもってパソコン、ゲーム三昧、昼夜回転生活する姿を見て心配でしたが、不登校の親の会、教育相談、児童精神科などに足を運んで相談し、「本人に生活は任せ、信じて待つ」ことに決めて待ち続けました。

だけど、「信じて待つ」というのは、親にとってとてもしんどいことです。「いつ立ち上がるのか」という見通しが全くつかない中、待ち続けるのですから。

でも、娘の変化は突然やってきました。

中2になる年のお正月のこと。
突然娘が「今年は勉強を始める」と宣言したのです。

しかしここで前のめりになって、「じゃあ学校行く?ドリル買う?」と親ばかりが意気込んでは、子どもを追い詰めてしまいます。恐る恐る立ち上がった小動物を見守るように、「そうか」と微笑んで黙って娘の様子を見ていました。

すると予想通り、娘はそれから3カ月全く動きを見せませんでした。


学力テストを受け、中2の娘に与えられた目標は

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中2になる直前に、幸運にも学習を支援してくれる方とつながることができ、まず現在の学力を計るテストを受けました。様子を見ていた先生によると、娘は九九や繰上りができないのに決してあきらめず、指を駆使して掛け算は足し算を繰り返し、3時間半かけてテストを終えたそうです。

漢字はほとんど書けていませんでしたが、へんやつくりの一部を書いてあったりと、必死で思い出そうと努力したあとがありました。

結果は読解力、文法力は高校1年相当。
だけど算数と文字の書き取りは小2レベル以下と極端なものでした。学習障害(LD)ではなく、学習機会がなかったためと判定されました。
そこで、まずは

・文字を書く機会を増やすために交換日記をする
・基本的な計算ができるように九九を覚える

という目標がたてられたのです。


娘なりのペースで始まった勉強。ついに九九を制覇!!

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とはいえ、娘はこれまでほとんど勉強をしたことがありません。

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