2017年3月21日 16:00
発達障害の息子へのいじめを目撃。叩かれた息子が取った行動は…
友達との遊びでも刺激を求め続ける、ADHDの息子
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30702000024
わが家には、自閉症スペクトラム+ADHDと診断されている6歳の男の子がいます。
息子は基本的に自分から進んで他人と関わるということはなく、幼稚園でも「友達に誘われれば遊ぶ」「たまたま隣にいた誰かと遊ぶ」ということが多かったようです。
積極的に関わって来てくれるお友だちに関しても『仲良しのお友だち』という意識はないようで、誰と遊んでいたかもすぐに忘れてしまいます。楽しそうにしているのは、ADHDの特性の一つでもある「刺激を求める」という部分が満たされるからではないかと考えています。
そしてその「刺激を求める」という特性が、一歩間違えるといじめの原因になってしまうのではないかと思う出来事がありました。
ある日プールで見た、友達と「遊ぶ」息子の様子
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021000862
先日、水泳教室で泳ぐ練習をしている息子を眺めていた時のことです。
10人ほどのグループレッスンで順番待ちをしている際、後ろにいた女の子たちが息子に声をかけ、楽しそうに遊び始めました。そのうち、女の子の一人が息子の持っていたビート板を取り上げたのです。
息子は「新しい遊びが始まった!」とばかりにぴょんぴょん跳ねてビート板を取り返そうとしました。女の子は隣の女の子にビート板を渡し、息子はいつまで二人の間を行ったり来たりしましたが、なかなか取り返せません。
そのうちに、女の子が息子の頭をビート板で叩き始めました。やめて、という素振りを見せながら逃げる息子。女の子はケラケラ笑いながら息子を叩き続け、その様子を見ていた隣の女の子も同じようにビート板で息子を叩きはじめました。
息子は水に潜って逃げます。
でも女の子は息子をビート板で上から押さえつけます。息が続かず水面に顔を出したいけれど、押さえつけられて出れず、息子はもがいていたのです。担任の先生は順番が回ってきた子を指導しており、監視員はあいにく反対側にいて気づいていません。私が慌てて別フロアのスタッフに止めてもらうようにお願いに走っている間も、それは何度も繰り返されたそうです。