子育て情報『ディズニーが異例の映像使用許可!自閉症児のドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」』

2017年3月16日 08:00

ディズニーが異例の映像使用許可!自閉症児のドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」


オーウェンを支え続け、彼を変化させた家族の深い愛

ディズニーが異例の映像使用許可!自閉症児のドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」の画像

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オーウェンが発する、意味をなさないと思われた言語がじつはディズニーアニメのセリフだったことに気付いた両親。父がオーウェンの大好きなディズニーキャラクターのパペットを使い、キャラクターになりきって話しかけたところ、キャラクターに受け答えをしました。

医者から無理だと言われても、彼の特性や興味に気付き、諦めず、粘り強く語りかけていった結果、オーウェンはディズニーのセリフを使って家族とコミュニケーションを取れるようになっていきます。

この家族には、大変なことも多いですが、真ん中に愛のある家族だと感じました。そんな家族の姿から、前向きになる勇気をもらいます。

また両親はもちろんのこと、兄のウォルトとの関係が素晴らしいです。未来を不安に思いながらも、弟を守ろうとするウォルトはオーウェンにとってはヒーローのような存在。兄として、時に友として、オーウェンにさまざまなことを教える様子はとてもほほえましかったです。



ひとりの発達障害の人の青年期を真正面から描いた作品

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「人生の意義なんて誰が決める?」これは作品の中でオーウェンの母親が言っていた言葉です。

本作の中でオーウェンは学校の卒業を控え、実家を出て自立をする準備をし、それに伴う就職活動やはたまた恋愛など、障害のない人と同じように、彼オリジナルの人生の幸せを見つける旅路に出ようとしていました。

この作品では、オーウェンは自閉症者として特別扱いの描かれ方はしていません。同じように悩み、壁にぶつかり、思考錯誤する青年でした。

そしてオーウェンにとって挫折も必要であることを重々承知し、見守りながらも自分の足で人生を歩かせようとする両親の姿にも心打たれます。


4月上旬より全国順次公開!

「ぼくと魔法の言葉たち」は、4月8日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開となるそうです。詳しくは公式HPをご覧くださいね。

http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/
ぼくと魔法の言葉たち

【監督】ロジャー・ロス・ウィリアムズ(アカデミー賞®短篇ドキュメンタリー賞受賞作『Music by Prudence』)
【原作】「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」

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