子育て情報『発達障害におけるグレーゾーンとは?特徴や注意すべきポイントのほか、支援、療育について紹介します!』

2017年3月26日 10:25

発達障害におけるグレーゾーンとは?特徴や注意すべきポイントのほか、支援、療育について紹介します!


発達障害におけるグレーゾーンとは

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10158000482

発達障害におけるグレーゾーンとは、明確な定義は存在しませんが、定型発達と発達障害の間の境界領域を指す俗称を指します。

医学的な診断基準を全て満たすわけではないものの発達障害のいくつかの特性を持ち、日常生活を送る上でも困難を抱えている状態であるとき、グレーゾーンと言われることが多いようです。

グレーゾーンはあくまで俗称のため、様々に形容されますが、以下のような説明がイメージしやすいのではないでしょうか。

保育や教育の場で不適応行動が見られるものの、診断がつかないあるいは未受診

引用:鍛冶谷 静『DSM‐5 の改訂とグレーゾーンの子ども達の支援』四條畷学園短期大学紀要2015年

http://ci.nii.ac.jp/els/110009912334.pdf?id=ART0010447512&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1488769581&cp=
定型発達との境界が曖昧で、複数の行動特性を併せ持つ

引用:黒住早紀子『特別支援教育に関する教育心理学的な研究動向と展望』日本教育心理学会年報第52集2013年

https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/52/0/52_90/_pdf
また、グレーゾーンと同じような状態を指す言葉として「パステルゾーン」「カラフル」「スペクトラム」などの表現をすることがあります。グレーゾーンという言葉は暗くてネガティブな印象を与えるため、明るくポジティブなイメージの「パステルゾーン」「カラフル」などの呼び名を使うべきという意見もありますが、一般的にはグレーゾーンという呼称が用いられることが多いようです。

幼少期にグレーゾーンと言われた場合、年齢を重ね再度診断を受けた場合、特性に関する情報が増えたり困りごとが顕在化するなどして改めて発達障害の診断名がつくこともあれば、そのまま発達障害の診断はつかないというケースもあります。はっきりと診断の出る発達障害と比べれば症状が軽く、したがって親の困りごとも少ないと思われがちですが、グレーゾーンならではの悩みや問題事が存在するのは確かです。

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