子育て情報『毎年4月2日の「世界自閉症啓発デー」とは?いつからはじまったの?どんなことをするの?』

2017年3月27日 11:00

毎年4月2日の「世界自閉症啓発デー」とは?いつからはじまったの?どんなことをするの?


世界自閉症啓発デーとは

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10146003750

世界自閉症啓発デーは2007年12月18日にひらかれた国連総会において、カタール国のシェイカ・モーザ・ビント・ナサ・アル・ミスネッド首長妃殿下の提案により決議された記念日です。毎年4月2日を世界自閉症啓発デーにすることが世界共通で定められました。さらに日本では、4月2日から4月8日は発達障害啓発週間と決められています。

世界自閉症啓発デーにはそれぞれの加盟国が、自閉症のある子どもについて、家族や社会全体の理解が進むように意識啓発の取り組みを行うことなどが求められています。

現在、日本には自閉症についての偏ったイメージやあいまいな情報が数多く存在しています。自閉症は脳機能の発達の仕方が少し異なることから生じる発達障害です。「心を閉ざす」病気ではありませんし、育児の方法や環境など後天的な原因で生じるものでもありません。

自閉症のある子どもは一見ふしぎな行動をとることや、感覚が過敏なことがあります。
そのため、育てにくさがあり、適切な接し方が難しい場合があります。また周囲の子が自閉症について知らないために、自閉症の子独特の行動や感性を必要以上に避けてしまうことも少なくありません。

しかし周囲の自閉症についての理解や支援が十分であれば、自閉症であっても住みやすい環境で障害をあまり感じずに生活することができます。

大人のなかでも、実は自閉症であるのにそのことに気づいていない人がいます。そのため、必要な支援を受けられず、自閉症の二次障害であるうつや不安障害などの精神疾患にかかる人も多くいます。

世界自閉症啓発デーは、自閉症に関する理解を深めたり、自閉症のことについて知ったりすることで、自閉症のある人を含めたすべての人が過ごしやすい世界を実現していくための日です。


世界自閉症啓発デーに行われる「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」とは

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出典 : http://www.autism-japan.org/keihatuday-p/2016/0402-tower/2016.htm
世界自閉症啓発デーのシンボルカラーは青色です。青色は「癒し」や「希望」をあらわすと言われています。


ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)

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