2017年6月1日 14:00
発達障害の息子を通して写る過去の自分。小学校に通うのは苦難の連続で…
小学生のころは忘れ物常習犯だった私が、息子の支援をするのは大変で…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132107965
私は小学生だった頃、忘れ物と宿題忘れの常習犯でした。
どこかにメモを取れば良いのに、取ってこない…。メモを取ったとしても、どこに書いてあるのか分からない…。挙句の果ては連絡帳を毎日のように学校に忘れてくる…。そして家に帰ると、宿題のことなど綺麗さっぱり頭から消えているのです。
翌日の授業中、先生の嫌味と怒号を聞いて「またやってしまった…明日こそは」と決意します。しかし、またその翌日には、宿題やその他の持ち物のことは綺麗さっぱり忘れてしまっているのでした。
そんな私も今では母になり、発達障害の診断を受けた6歳の息子がいます。
小学校時代には先生から「忘れ物大賞」をもらって泣いて帰った私が、息子の小学校の持ち物の管理をしなければならないなんて、どういうことになるかは火を見るよりも明らか…という感じでしょう。
小学校からの連絡袋の中には、毎日大量のお手紙が投入されています。息子はもちろん、何がなんだか良く分かっていません。その情報を読んだだけでも、私の頭は大混乱になります。「○日までに△を持っていって」「×日までに○と△を持っていって」「宿題はこれとこれで…」と何度も何度も復唱しながら、家の中をウロウロするありさまの私。
息子を登校させた後も、「今日は忘れ物ないだろうか」「あれを忘れたかも」と気になってしまい、気がそぞろになってしまいます。
発達障害児の小学校生活の支援は、同じ特性を持つ私にとって、苦難の連続だったのです。
気が気じゃない私をさらに追い詰めた「連絡帳」の内容とは…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10248007757
こんな状態で疲弊しきっていた私をさらに追い詰めたのは、連絡帳でした。
息子の連絡帳には毎日、忘れ物や持ち物のミスについて必ず記載がされていました。息子が小学校でどんな風に過ごしているかのような情報は一切なく、ただひとこと、「○○を忘れていました」「××のサイズが違います」「◇◇の切り方が違いました」というような言葉だけ。
これを読むたびに、私は小学校の頃に先生に叱られて、下を向いているときの気持ちが蘇ってきてしまいました。