2017年9月22日 14:00
【発達障害と思春期3】怒りの感情との付き合い方に悩む17歳の娘。夜中に家を飛び出し、向かった先は?
娘の部屋からなにやら不穏な音…
高校1年の終わりごろから高校2年の夏頃にかけて、娘はイライラを繰り返し自分の部屋でよく暴れていました。
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女子とはいえ、それなりの破壊力。その結果
壁はこうなり
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ドアはこうなる
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ビ・ン・カ・ン母の勘違い
「今日は機嫌が良いな」とか「今日は不穏な感じだからそっとしてうおこう」など娘の顔色を窺う日々を続けるうちに、私は娘の部屋から聞こえる物音に敏感になっていきました。
ナーバスになりすぎて時にはこんなことも(笑)
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娘の切実な思い、「好きで暴れているわけじゃない!」
障害に対する配慮がなされた環境にいても、日々の生活の中では思春期ならではの避けられないストレスもあります。
「学校の行事前には見通しが立たず不安になる」「大人に注意されるのが嫌」「友達関係が思うようにいかない」などなどです。
娘はかかりつけの主治医にも相談をして、教えてもらった様々な方法を試しました。
それは「好きで暴れているわけではない、自分でもなんとかしたい!」と思う娘の必死な気持ちの表れでもあったと思います。
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親以外の信頼できる大人の存在が大切
親の言うことには反抗的でしたが、医師のアドバイスと同様に「相性の合う学校の先生」など「自分が信頼する親以外の大人」の意見はすんなり聞き入れる傾向が娘にはありました。
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担任がすべてを担う小学校とは違い、高校では本人の希望に添い、副担任、養護教諭、学年主任、支援コーディネーター、進路指導専任、管理職の先生など様々な先生が複数で関わる体制が出来ています。
子ども自身が相談内容によって相談する先生を選ぶことが出来る。
これは思春期の子どもを持つ親としても心強く嬉しいことです。娘は自ら校長面談を希望したこともありました。
しかし…それでも感情のコントロールが難しかった娘。
ある晩ついに家を飛び出してしまったのです。
もう、どこへでも行ける年齢…母を襲う、えも言われぬ不安
小・中学生ならそれほど遠くには行けないでしょうが、娘はもう高校生。