子育て情報『都立高校受験、障害のある生徒への合理的配慮は?申請はいつまでにすればいい?』

2017年11月10日 13:00

都立高校受験、障害のある生徒への合理的配慮は?申請はいつまでにすればいい?


平成30年度の「東京都立高等学校募集案内」が発表。障害への合理的配慮は?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017019387

東京都教育委員会から、「平成30年度東京都立高等学校募集案内」が発表されました。全日制高校の推薦入試の場合は2018年1月23日(火)が、学力検査の第一次募集の場合は2月6日(火)・7日(水)が入学願書の受付日となります。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/30boshu.html
平成30年度東京都立高等学校募集案内

入学試験が差し迫ってくる中、障害のあるお子さんや保護者の皆さんにとって、受験時に特性を踏まえた配慮をしてもらえるのかが気になるのではないでしょうか。

今回の記事では、具体的にどのような合理的配慮が可能か、またその申請方法などについて、都立高校の場合を例にご紹介します。


「障害者差別解消法」で、受験時の合理的配慮を義務付け

2016年4月に施行された「障害者差別解消法」では、障害がある志願者が公立高校を受験する際、障害による不利益が生じないような配慮について申請があれば、過度に負担にならない範囲内で合理的配慮を提供することが義務付けられました。

障害者差別解消法でも定められているように、都立高校での入学試験でも障害特性に応じた合理的配慮がされています。

学力検査、小論文又は作文、面接等において、検査方法、検査時間、検査会場等についての特別な措置を申請することが可能です。
志願者の障害の特性等を考慮した上で、問題用紙・解答用紙の拡大、英語リスニングテストでの座席の配慮、別室受検、検査時間の延長、記号選択式での受検、ICT機器の使用、介助者(代筆者や音読者などを含みます。)の同行などが認められます。

また、現住所から通学至便な全日制又は定時制の高校を志願する場合、選考の特例を申請することが可能です。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/30boshu/12.pdf
合理的配慮の例としては、

書字に困難がある場合:
・問題用紙を拡大して記入をしやすくする
・試験時間を延長する
・パソコンを使用して作文問題に解答できるようにする

識字に困難がある場合:
・問題用紙にルビをふる
・介助者が検査問題を読み上げる
といったことが考えられます。

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