2019年3月27日 14:00
障害のある娘を前に、実はパパも不安だった!夫が前向きに育児に取り組む理由
夫に聞いてみた。発達障害育児、父親のホンネって?
広汎性発達障害の娘を育てる私たち夫婦。これまで子育てと療育を話し合い、協力しあってきましたが、実は夫の気持ちについては面と向かって聞いてこなかった…そうだ、質問してみよう!と思い立った私。
前回、娘の障害に気づくまでのことを聞いたところ、実は母親の私よりも先に気づいていたと、初めて分かりました。そしてそのことを言わなかったのは、私のことを考えてくれていたからだったのです…。
夫婦でも、聞いてみないと分からないこと、あるなあ…と再発見した私。
第2弾では、父親としての気持ちについて突っ込んで聞いてみました!
Q4.娘の今後について、不安はあった?
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聞いてみると、夫は父親として、娘の将来にかなり不安があったそうです。それは、この障害に対しての情報が無さ過ぎたからでした。
私は…夫が不安を抱えていることに、恥ずかしながら、まったく気がつきませんでした。
夫はいつも明るく、話もよくするタイプですが、基本的にネガティブな感情は外に出しません。娘の発達障害が分かってからもそれは変わらず、騒ぐのはいつも私で、夫はいつも冷静に私たちを見守ってくれていました。
見た目には冷静であっても、心の中にはいろんな不安を抱え、それを自分の中に留めている夫。それは、私の不安を煽らないようにという、気づかいだったのかもしれません。
Q5.わが子の療育に、腰が引けてしまう…ということはなかったの?
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確かに…世の中には、障害に対して情報があまりなく、ネガティブなイメージがかなりあります。情報が少ないと腰が引けてしまう人もいるんじゃないかと思います。
ただ…夫の場合、子どもの未来を考えたら、そんな感情はゼロとまではいきませんが、それに近いぐらい、どうでもよくなったそうです。
それは「どれだけ早く、長く療育に取り組めるか」が重要だと思っていたからです。
"障害を治す特効薬"と言うのは無く、時間をかけて、心(精神)と知識を育くんでいかないといけない、そんな風に思っていたのだと…。だからこそ「腰が引けてる場合じゃない!」「早く動かないと!」という気持ちが強く出てきたといいます。
夫は、娘のことや療育のことで動く時、ネガティブなことはあまり考えないようにしているそうです。