2019年10月18日 07:00
ゲームがASD兄妹の世界を広げた…!好きや得意を開花、親子コミュニケーションにもよい影響を与えると思うワケ
特性を活かすことも、親子のコミュニケーションも。ゲームから得られることはたくさんある
ゲームは実⽣活よりも簡単に成⻑の結果が出て報酬系が満たされるので、現実に⽴ち向かう⼒を失わせるという⼈もいますが、私の印象は真逆です。
ゲームは⾃分のやったことの結果が実⽣活よりもダイレクトにすぐ可視化されます。⼈間相⼿ではないということもあり、⼤変プレイヤー本⼈の性格や特性が出やすいのです。ゲームを通じて、⾃分の得意なこと、苦⼿なことに気づき、興味のあることを掘り下げてスキルやキャリアにつなげたり、気の合う友達を⾒つけたりして⼈⽣をもっと豊かにできると思います。
特に、⾃閉症スペクトラムのあるお⼦さんは、「会話」や「対⾯」が最初の⾼い障壁になる場合があります。これは同年代の友達のみならず、実は親にとってもです。急がば回れ、ゲームを⼀緒にやることで効率的に共通体験を得て、お⼦さんとコミュニケーションを図るのも意外と使える⼿なんじゃないでしょうか。
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