2020年12月10日 10:00
発達障害の娘、「順番待ち」がかんしゃくスイッチ!幼稚園時代の3年間で学んだのは
かんしゃく特集!
Upload By 荒木まち子
小さい時のパニックやかんしゃく、娘もあるあるでした
娘が初めて飛行機に乗ったのは2才のときです。
目的地に着くまで娘は機内でずっと泣きっぱなしでした。
隣の席の人に迷惑がかかると思い、シートベルト着用サインが消えている間、私は人がいない一番後ろの通路わきのスペースに立って大泣きし続ける娘を抱っこしていました。(地獄のような2時間でした。)
2度目の搭乗のときには、当時の娘のブームだったシールブックと大量のシールを用意しました。途中でシールブックの貼るスペースがなくなってしまいましたが、飲み物の紙コップに貼ったりしてやりすごし、最後まで座席に座っていられました。
その後、帰省等で母子2人で飛行機に乗るときは事前予約はあえてせず、空いている時期、時間帯を狙って空港に行き、その場でチケットを買うなどして“娘のタイミング(機嫌)に合わせた移動”をするようにしました。
また、可能な限り座席(当然エコノミー)に個別のモニターが付いている機種(航空会社)を選び、機内では子ども向け番組を視聴させました。
そうしているうちに娘は飛行機が好きになっていきました。
小さなころには避けて通れない予防接種も、娘は大の苦手でした。注射を目の前に大泣きし、医師から「こんな状態では注射はできません。お帰りください」と言われたことも...切ない思い出です。
耳鼻科では、毎度汗だくで羽交い絞めにしてなんとか治療を受けていました。
歩けるようになった後も私は娘をよくベビーカーに乗せて買い物をしていました。娘は大柄な子だったので、漫画『光とともに』の表紙のような状態でした。
また買い物中に飽きて騒いだりしないように、お口の中で長い間楽しめる「酢コンブ」をよくしゃぶらせていました(健康的!)
飲食禁止のバスや電車では手作り絵本で時間を潰しました。
今はスマホで絵本や動画などが見られて便利ですね。
一番困っていたのは...
当時のかんしゃく中で私が一番困っていたのは娘が『順番待ち』ができないことでした。
公園での遊具の順番待ちや児童館などでのおもちゃの貸し借りのときに娘はしょっちゅうかんしゃくを起こしていました。それを裏付ける記録が幾つか残っています。
「じゅんばん!じゅんばん!」が娘の口癖⁉
療育センターでの親子グループ療育のプログラム修了後から小学校に入学するまでの間、娘は療育センターから紹介された大学の研究室で親子分離の療育と親同伴のグループセッションを受けていました。