2021年6月21日 06:15
自閉症息子が、急に卒業…?人の目も気になり、深く悩んだ「2つのこだわり」
〝ブランケット症候群〟や〝指しゃぶり〟について検索し、無理にやめさせないほうがいい、やめさせたほうがいい、という情報にいつも葛藤していました。
そんなときに何気なく、このことについて悩んでいると児童発達支援の先生に相談しました。
「タオルや指しゃぶりはお母さんの代わりだから、無理にやめさせなくてもいいと思う」と言われて、とても心が軽くなりました。
その後も何度か不安になり、同じことを訊きましたが、先生はその度に「愛情不足で起こるのではない、大丈夫」と勇気づけてくれました。
先生のおかげで、深刻に捉えることもなく、無理に辞めさせようともせず、安心するならいいかと黙認することができました。
コロナ禍の悩みもあって
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そんな中、コロナ禍になり、衛生面が気になりだしました。
買い物などに連れていった際は、息子が触る場所や手をアルコール除菌シートでこまめに拭くなど、配慮が必要でした。
出かけるときは必ずタオルを持ち、冬はマフラーがわりにガサガサのタオルを首に巻きました。
4歳近い子が首にタオルを巻き、奇声をあげ、指をしゃぶりながらキャラカートに乗っている様子が不思議なのか、息子より幼い子が、珍しいものを見る目で何度も確認しにくるので、いたたまれない気持ちになり、その場を後にしたこともあります。
何よりつらかったのは、3年以上も吸い続けて少し変形した指や深爪、指にできた吸いだこが気になり、それをガリガリと指で削り取ろうとして赤くなり、取ってくれとクレーンで要求してくる。
そういうちいさな手や姿を見ることでした。
自然と必要がなくなっていた…?
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4月に入り バタバタして少し落ち着いたころ、最近、指をしゃぶっている姿を見ていないし、タオルも持っていないということに気づきました。写真を確認すると、3歳9ヶ月の4月4日を最後に指をしゃぶっている姿がなく、寝るときのタオルも必要なくなっていました。
きっかけは全くわかりませんが、可能性があるとしたら、保育園入園を機に「親指さんが痛い痛いだからやめようね」と、指しゃぶりをしている娘に描いた親指の絵。
もしくは、アルコール除菌をしたあとに吸ったら不味かった…とか?
3年7ヶ月もの間、指を吸い続け、タオルに依存してきた息子。
自然と必要がなくなったようです。