子育て情報『ほめているのに自己肯定感がUPしない!?子ども自身が自分の成長を実感できる、わが家の「できた日記」を公開』

2023年3月30日 06:15

ほめているのに自己肯定感がUPしない!?子ども自身が自分の成長を実感できる、わが家の「できた日記」を公開

に関係した場所で、いつも目に入るようにするといいと思います。
日常生活の中に「できた日記」がさり気なく存在していると、いつでもどんなときも、例え親に余裕がないときだって、子どもの心に寄り添ってくれます。
そして、子どもが落ち込んだときや自分を勇気づけたいときなどに、何度も繰り返し「できた!」体験を思い出し、見直すことができるでしょう。

うちの子たちも、学校でイヤなことがあったり、なんとなく元気が出なかったりするときなどに、何度も「できた日記」を手にとって、自分の「できた!」を振り返って成長を実感し、気持ちを立て直したり、心を落ち着けたりしていました。


「できた日記」を続けていると…

「できた日記」は子どもの自己肯定感UP&自信回復のための子育てツールですが、もう一つ、続けていると親にもいいことがあるかもしれません。
それは、自然なかたちで親の肯定的な目線を自分で育てるペアレント・トレーニングにもなるということ。

「できた日記」を気長に続けていると、わが子の「できた探し」が上手になってくると思います。
日常生活の中で「あ、ラクガキに夢中になってる。
シャッターチャンス!」とか、「あれ、ちょっと字がうまくなったかも。保存しとこ」とか…。子どもの小さな「できた!」や、毎日の当たり前のような頑張り、ささやかな成長などに気づきやすくなるんです。
そうすると、次第に「できないことより、できたことのほうにフォーカスする」という、ものの見方のくせがついてくるので、子どものことを肯定的に見る練習になるだけでなく、親が自分自身にも温かい目を向けられるようにもなると思います。

子育ては長期戦ですから、「いつでもどんなときでもポジティブに」とはいかないこともありますよね。特に、学校ではうまく行かないことが多い子どもや、思春期の子どもなどとは、親子のコミュニケーションに悩まれることもあるでしょう。それでも、今に至るまでの、その子の小さな頑張りや成長の積み重ねと、それを支えて見守り続けてきた親の目線があることを、「できた日記」はちゃんと見ていてくれますからね。

文とイラスト、写真提供:大場美鈴(楽々かあさん)

(監修:初川先生より)
「できた日記」、素晴らしい手立てですね。
長男くんの言っていた通り、(話した)言葉は消えてしまいます。そして、何かで苦戦すると芋づる式にうまくいかなかった記憶がずるずると思い出されてしまうことがあります。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.