子育て情報『授業中も食事中も立ち歩く!発達障害がある子どもの小学校での困り。座れるようになったポイントは?ーー療育の現場から【マンガ専門家体験】』

2023年3月28日 16:15

授業中も食事中も立ち歩く!発達障害がある子どもの小学校での困り。座れるようになったポイントは?ーー療育の現場から【マンガ専門家体験】


「授業中や食事中に立ち歩いてしまう」自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)のある小学1年生

発達障害の専門家が出会った子どもたちや、その保護者の抱えていたリアルな「困った!」をもとに、対応策などをドキュメントタッチで解説します。今回は、「授業中や食事中に立ち歩いてしまう」自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)のある小学1年生の子どものエピソードです。

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マンガ/taeko


解説:「座ること」が目的になっていませんか?大切な4つのポイントーー言語聴覚士

今回は、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)のある小学生のエピソードをもとにマンガ化してお届けしました。小学校に入学して、「授業中や給食中に立ち歩いてしまう」というお悩みはよく聞かれます。先生から面談などで話を聞き、どうすればいいのか悩まる保護者の方もいらっしゃることと思います。


ここで意識したいのは、目的と手段です。座ることが目標や目的になってしまうと、座ったことでそれが達成されてしまい、その先がないために子ども自身もどうすれば良いのか分からなくなることが少なくありません。

ポイント1.座ることは目標・目的ではなく手段であることを、保護者も意識してみる

ポイント2.「~をする」ために座るということが明確にして子どもに伝え、座る必要性があることを学ばせる

ポイント3.環境によって立ち歩いてしまう理由が異なるため、子どもの発達特性を踏まえて対策を考える
子どもが数秒でも「座れている」場面に注目することで、気づきがうまれることも。

ポイント4.専門家や学校の先生に相談する際は、事前に普段の子どもの様子を撮影し持参する
相談の場で一緒に映像で子どもの様子を確認することで、具体的な手立てを考えやすくなる。

今回は、4つのポイントをご紹介しました。
ご家庭でのお子さんとの関わりや、専門家に相談する際の参考にしてみてください。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」

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