子育て情報『ADHD息子の「通級指導教室」に夫が大反対!変に思われる?いじめの対象に?見学へ行くとーーユーザー体験談』

2023年4月8日 14:15

ADHD息子の「通級指導教室」に夫が大反対!変に思われる?いじめの対象に?見学へ行くとーーユーザー体験談

通級指導教室に行ったことで、やはり息子にはある程度の特別支援がまだ必要であると感じ、少人数指導の私立を選びました。

今はいろいろな進路があり、学校のスタイルもさまざまです。私たち親世代の一律教育のような考えは捨て、常に新しい情報を得て子どものために適した進路へ導いていけたらと思っています。私立中学に行くことで出てくる問題もあるかもしれませんが、その都度問題に立ち向かい親子で解決していきたいと思います。

イラスト/吉田いらこ
エピソード参考/カプゴジラ

(監修:鈴木先生より)
私立中学へ行けるようなIQのお子さんであっても、ASDで音過敏のある方や視線恐怖のような不安のある方などは特別支援学級を利用していることもあります。一般に特別支援学級は知的クラスと情緒クラスがあり、比較的IQの低いお子さんは前者を、IQが普通か高くても自閉スペクトラム症などのあるお子さんは後者を選んでいます。

私立中学へ行っても残念ながらいじめなどはない、と言えないのが現状です。ただ、教師の異動がないため、さほど環境の変化のないことがいいところです。
ADHDは薬物治療で改善しうるので、きちんと診断して治すことが重要となります。今回のように実際に学校などへ行って現場を見ることが一番重要です。偏見をなくして分からないことは遠慮なく学校や教育委員会に相談すればいいと思います。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。


知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。

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