子育て情報『自閉症息子の大号泣入園式!母と離れられず出席を断念。「もっと伝えておけばよかった」見通しの大切さを感じて現在はーーユーザー体験談』

2023年4月16日 12:15

自閉症息子の大号泣入園式!母と離れられず出席を断念。「もっと伝えておけばよかった」見通しの大切さを感じて現在はーーユーザー体験談

園庭に出たら落ち着いて遊び始めた息子、園庭にも入園式の音楽が聞こえてきて切なくなると同時に「こんな様子で入園してからも大丈夫なのだろうか」と私は不安な気持ちになりました。義両親にもせっかく来てもらったのに、息子不在の入園式を見てもらうことになってしまい申し訳ない気持ちになりました(終わったあとに大変だったね、これも思い出になるよ、と励ましてもらいました…)。

少し園庭で遊んで落ち着いた様子だったので、もう大丈夫かと思い、ホールに戻ってみるとまたもや大号泣…結局、入園式出席はあきらめました。

式が終わったあとに先生方に「ご迷惑をお掛けしました」と謝ると、「大丈夫ですよ、慣れないところだと怖かったですよね」「だんだんと慣れていけばいいですから」などと優しい言葉をかけてもらいました。

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私は入園式に行く何日も前から今日のことをしっかりと説明したり、事前に園までの道のりを一緒に歩いたりして「この日はこれから通う幼稚園に行く日だよ」「こんなことをするんだよ」と伝えておけばよかったなと反省しました。伝えたところで息子がちゃんと理解してくれたかどうかは微妙なところですが、息子もあそこまで不安になることもなかったかもしれません。

この入園式の一件があってから、息子の「見通し不安」にはかなり気をつけるようになりました。
どこかに出かけるときには前日から「最初に〇〇に行って、そのあと△△でご飯を食べて、最後に××で買い物をして帰るんだよ」とスケジュールを伝えるようにしたら、本人も見通しがついて安心するのか落ち着いて過ごせるようになりました。

その後も一斉指示が通りにくかったり、発語が遅かったり、不器用で運動が苦手だったりといろいろと問題や課題はあり、年中で自閉スペクトラム症(ASD)と軽度知的障害の診断がおりるのですが、先生たちのサポートのおかげで行き渋りなどもなく、幼稚園大好きになりました。


入園式から3年…卒園式でみられた成長に涙

そして年長になり、卒園式では賞状を練習通りに受け取り、小学校に入学してからの抱負などをみんなの前で言うことができました。残念ながらコロナ禍で義両親は卒園式に出席はできなかったのですが、入園式でのことを思うと3年間の成長を感じて涙…の出来事でした。ここまで息子を見守ってくれた幼稚園の先生方には本当に感謝しています。

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