子育て情報『「節分」の由来を絵本で学ぶ。「鬼」に親しみがわき、「豆まき」が待ち遠しくなる絵本4選』

2019年1月28日 10:44

「節分」の由来を絵本で学ぶ。「鬼」に親しみがわき、「豆まき」が待ち遠しくなる絵本4選

目次

・節分の由来がわかる絵本『おにはそと!ふくはうち!』
・そもそも「節分」って何?知っておきたい「節分の基礎知識」
・節分が楽しみになる、3冊の絵本をご紹介
「節分」の由来を絵本で学ぶ。「鬼」に親しみがわき、「豆まき」が待ち遠しくなる絵本4選

楽しいお正月を過ごし、新年気分を味わった1月がまもなく終わり、2月を迎えようという頃。この時期に気になり始めるのは、2月3日、節分の豆まきのことではないでしょうか。もうすぐやってくる“怖~い鬼さん”に戦々恐々としているお子さんもいるかもしれませんね。

節分には、「鬼は外、福は内」と言いながら家族で豆をまく。そんなご家庭は多いと思います。そこで今回のコラムでは、節分の由来が学べて、豆まきが待ち遠しくなる絵本をピックアップ!親御さんのための「節分の基礎知識」もご紹介しますよ。

節分の由来がわかる絵本『おにはそと!ふくはうち!』

「節分」の由来を絵本で学ぶ。「鬼」に親しみがわき、「豆まき」が待ち遠しくなる絵本4選

いもとようこ 文・絵中央

鬼のお嫁さんにされてしまったおふくは、菜の花をたよりに村へ逃げ帰ります。
追いかけてきた鬼に、おふくの母親は炒り豆をぶつけて「この豆から花が咲いたらおふくを返す」と言いました。鬼は今日も、花が咲くのを待っています。

「節分」の由来を絵本で学ぶ。「鬼」に親しみがわき、「豆まき」が待ち遠しくなる絵本4選



【広報担当より】
子どもといっしょに、豆まきのお話が楽しめます。怖い鬼も、いもとようこさんの優しい貼り絵になると、ユーモラスで可愛らしささえ感じます。各シーンの鬼の表情も、じっくりお楽しみください。

そもそも「節分」って何?知っておきたい「節分の基礎知識」

2月3日の節分は、立春の前日。本来、「季節を分ける」ことを意味する節分は1年に4回あるのですが、新しい年が始まる立春の前日の節分が古くから重視されてきました。今の暦で言う2月3日は、旧暦で言うとだいたい大晦日。
節分の風習は、新しい年を無病息災で迎えられるよう邪気を払うためのものとして、今日にまで受け継がれています。

節分の風習の起源は、疫病をもたらす悪い鬼を追い払う「追儺」(ついな)という儀式。平安時代ごろから宮廷行事として、旧暦の大晦日に行なわれていました。では、節分に「炒った豆をまく」のはなぜなのでしょう。平安文学が専門の同志社女子大学・吉海直人教授が、次のように解説しています。


現在のように豆撒きが行われるようになったのは、宇多天皇(※)の時代とされています。鞍馬山の鬼が都に出没した時、鬼の目(魔目)に豆を投げつけて退治した故事に由来するとのことです。最初は「豆撒き」ではなく「豆打ち」でした。

(中略)
そもそも何故豆を撒くのかというと、語呂合わせで「豆」が「魔を滅する」ものだからです。なお撒いた豆から芽が出るのは縁起が悪いとされているため、必ず炒った豆を使うことになっています。

(引用元:同志社女子大学|教員によるコラム 「節分」

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