2016年2月25日 20:00
一人作業に責任ドッシリ!? 子育てママが「在宅ワーク」を始める際の心得
【ママからのご相談】
2歳の子どもがいるママです。
学費を少しでもためるために仕事をしたいと考え、保育園の申し込みをしたのですが、入園できませんでした。
途方に暮れていたのですが、在宅ワークという働き方があることを知りました。具体的にはどんな仕事なのでしょうか。
●A. 在宅ワークは働き方のひとつ。可能かどうかは自分次第!
ご相談ありがとうございます。在宅ワーク歴13年の川中利恵です。
保育園に入園できなかったとのこと。
本当に残念ですね……。お疲れ様でした。
私自身、生活が厳しかったことから、子どもたちがまだ1歳程度のときに在宅ワークに興味を持ち、在宅ワーカーとして働きはじめました。
その後、シングルになってからは就職も視野に入れたのですが、「そもそも就職したくても預け先がなくて就職活動ができない」、「学歴が低いため家族を養うだけの収入を得ることが難しい」、「残業が多いため保育園に入れても継続が難しい」などの理由で、在宅ワークの継続を選択しています。
そこで今回は、平成25年度厚生労働省委託事業における『在宅ワーカーに関する調査』の結果を眺めつつ、在宅ワークについてご紹介したいと思います。
●そもそも在宅ワークってなに?
在宅ワークというと、ややうさん臭いようなイメージを持たれる方もいるかもしれません。
それもそのはず、在宅ワークができるという誘い文句で資格取得をうたい、何十万もの研修費を巻き上げ、仕事を一切渡さない『在宅ワーク詐欺』 が一時期ニュースなどでも取り上げられたためです。
しかし本来、在宅ワークをするためには資格は必要ありません。
必要なものといえばインターネットとセキュリティを強化したパソコン だけです。
在宅で仕事をするから『在宅ワーク』と呼ばれるようになっただけで、仕事の分野についての定義はありません。
つまり、パートやアルバイトなどの名称と同じで、働き方を示す言葉なのですね。
本調査の対象は、全国の在宅ワーカーです。
回答者の年齢は15歳から69歳ととても幅広い年齢層の方が在宅ワークに従事していることがわかります。
中卒の時点からでもやろうと思えばできるのが『在宅ワーク』でもあるわけですね。●具体的にどんな仕事をしているの?
本調査には『過去1年間の取引先毎の状況:仕事の内容』を問う設問があります。
この回答から、いわゆる在宅ワークではどんな仕事をしているのかがわかります。