子育て情報『食事制限は意味ナシ? プレママは必見な「妊娠糖尿病」のリスクと治療法』

2016年3月21日 19:00

食事制限は意味ナシ? プレママは必見な「妊娠糖尿病」のリスクと治療法

食事制限は意味ナシ? プレママは必見な「妊娠糖尿病」のリスクと治療法

【ママからのご相談】
妊婦健診で妊娠糖尿病の診断が出てしまいました!妊娠がわかってからは、普段以上に栄養面や体重管理に気を付けていただけにとてもショックです。

これからどんなことに注意して過ごせばいいのでしょうか?

●A. 基本は今の生活のままでOK! 食事制限はかえってNG!

齋藤惠です。ご相談ありがとうございます。

相談者さまは妊娠糖尿病とのことですが、ご相談を伺う限りでは特別に不規則な生活をしているわけではないようですね。

そうであれば、今の生活スタイルを無理して見直す必要はないと思います。

一般の糖尿病と妊娠糖尿病は別物 ですので、自己判断で食事制限などをしてしまうのはかえって赤ちゃんにとって良くないですよ。

●妊娠糖尿病とは?

日本産科婦人科学会のホームページによると、妊娠糖尿病とは

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『妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。
また妊娠前に糖尿病と診断されている場合は、血糖を十分管理した上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です』

**********

と記してあります。

この文章からも、やはり妊娠糖尿病は一般の糖尿病とは違う状態だということがわかります。必要以上に重く捉えないようにしましょう。

●妊娠糖尿病のリスクは?

念のため、上記ホームページで挙げられている、妊娠糖尿病と診断された場合に想定される合併症のリスク を紹介しておきます。

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お母さん:妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症、腎症など
赤ちゃん:流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

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繰り返しになりますが、これらの合併症は妊娠糖尿病と診断された場合、その症状がきわめて重大であれば起こり得るものです。

妊娠糖尿病と診断されたからといって、「流産や胎児死亡の可能性が高くなってしまった!」などと心配しストレス抱えてはいけません。

上記のリスクを防ぐために定期的に健診を受けているのです。主治医の指示に従って、治療や正しい生活改善を行うことが大切です。

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