子育て情報『習い事は慎重に! 子どもの「教育費用」と「貯蓄」のアドバイス』

2016年4月30日 20:00

習い事は慎重に! 子どもの「教育費用」と「貯蓄」のアドバイス

習い事は慎重に! 子どもの「教育費用」と「貯蓄」のアドバイス

【ママからのご相談】
4歳と1歳の兄弟がいます。小さいうちに貯金をした方がいいと言われていますが、なかなかできずに焦っています。

長男は私立の幼稚園に通っており、毎月月謝が3万円なのですが、習い事などの出費も多くなかなか貯金ができません。

皆さんどのようにして貯金しているのでしょうか?

●A. 実は小学校低学年はお金のため時です。

ご相談ありがとうございます、ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。

子どもは大きくなるにつれ教育費がかかるものと思われますが、実は、幼稚園時代は授業料そのものが高い ので貯金ができないのは仕方がないとも言えます。

公立小学校に進学するなら教育費は少し楽になるので、このときにためるようにしましょう。

●習い事を除いた教育費は、幼稚園より小学校の方が安い

幼稚園と小学校の教育費はいくら違いがあるのか、文部科学省の学習費調査をもとに見てみましょう。


年間の学校教育費、学校給食費、学校外活動費(塾、習い事など)を合計すると、公立小学校は約32万円、公立幼稚園は22万円、私立幼稚園は約50万円です。

一方、学校だけにかかる費用(学校教育費)を比較すると、公立小学校は約6万円、公立幼稚園は約12万円、私立幼稚園は32万円です。

小学校の学校教育費負担がかなり軽くなる ことがおわかりいただけると思います。

●習い事を始める前に

小学校に上がると学校に支払うお金が減るので、つい習い事を増やしてしまいがちです。

しかし、習い事は一度始めるとなかなかやめづらいので、慎重に選ぶようにしましょう。

中学受験をするかもしれないというのであれば、3年生の3学期から通い始める進学塾に備えて貯蓄を増やさなければいけません。

公立に進学するというご家庭も、中学に上がる際には制服や通学用品、その他もろもろ、10万円程度はあったほうがよいでしょう。

また、その後の大学までの学費を考えて貯蓄を進めておくに越したことはありません。


●給食費の引落口座を教育費貯蓄用の口座に

給食費は学校の指定銀行で引き落としになります。これを家計とは分けて教育費積み立て用口座としておくと便利です。

子ども手当など給付のあったものは全てこちらの口座に振り込んでおくと、給付金が家計に混ざって食費に消えることがありません 。またこの口座に毎月貯蓄するようにしておくと、この口座にあるお金が教育費や子ども関連費に使える額と認識できるので便利です。

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