子育て情報『大流行でワクチン不足!? 乳幼児の命にも関わる“はしか”の症状と予防法』

2016年9月19日 17:00

大流行でワクチン不足!? 乳幼児の命にも関わる“はしか”の症状と予防法

意外にも要注意なのが26歳~39歳のママパパ !

実際に感染した人を年齢別にみた調査では、この世代が半分以上いることがわかっているのです。

なぜかというと、理由はワクチンの接種回数にありました。

『はしか』はワクチンを2回接種することで、高確率で予防することができるといわれています。

しかし、この世代のママパパは、ワクチンの定期接種が1回しかなかったのです。

このため、きちんと免疫がついていない、または免疫が低下してしまったママパパが『はしか』にかかりやすい状態になっているのです。

●どうやったら予防できる?

一度かかってしまったら対処療法しかとれないので、予防することが最優先になります。

『はしか』はワクチンを2回接種することで、免疫が確実につきます。現在は、1歳で1回目、小学校入学前に2回目の定期接種(通常は無料)が行われています。


このため、1歳になったらできるだけ早く接種する ことがポイントです。

また、『はしか』を予防するMRワクチンは、生ワクチンです。赤ちゃんへの影響を避けるため、妊娠している人は接種できません。

妊娠していない場合であっても、接種後2か月程度の避妊が必要と言われています。妊娠の希望がある人は事前に確認しておきましょう。

感染症を防止するための一般的な対策も有効です。人混みを避ける、マスクを着用する、しっかり手を洗うなどを行いましょう。

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最後に、『国立感染症研究所』が出しているスローガンをお伝えします。


『はしかにならない!はしかにさせない!1歳のお子様は、1歳のお誕生日に!!』

わが子のためにも、お友達にうつさないためにも、時期がきたらすぐにワクチンを接種したいものですね。

【参考リンク】
・麻しん・風しん | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou21/index.html)
・麻疹とは | NIID国立感染症研究所(http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ma/measles.html)

●ライター/佐藤理香(株)
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)

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