子育て情報『真面目過ぎてサッカーが苦行になっている息子にどう寄り添えばいいか問題』

2021年4月28日 16:06

真面目過ぎてサッカーが苦行になっている息子にどう寄り添えばいいか問題

とにかく真面目で一生懸命な息子。黙々と自主練もやるけどどんどん周りに抜かれレギュラー落ち。コーチからは積極性や自由なプレーが見られず試合で使えないと指摘をもらって、自分を変えようと練習を重ねるが、もがくほど硬いプレーが目立つ。

大好きだったはずのサッカーがまるで修行のよう。こんなとき、親はどうすればいい?とのご相談をいただきました。

今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、15年以上の取材で得た知見をもとに2つのアドバイスを送ります。
(文:島沢優子)

目次

・「好きでたまらない」がエネルギーの源泉になる
・サッカーに打ち込む目標を「全試合出場」ではなく、「楽しくやる」に変えよう
・真面目は長所。今は「楽しい」「大好き」な気持ちを植え付けることを心がけて
・少年サッカーは「習い事」ではない。結果より取り組みのプロセスを認めよう
・子どもの心を守るために、外でたくさん褒められるより大事なこと


真面目過ぎてサッカーが苦行になっている息子にどう寄り添えばいいか問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

<<移籍する子が続出しチームが崩壊。親はフォローできるのか問題

<サッカーママからのご相談>

4月から6年生の息子は1年生からサッカーを習っています。
とにかく真面目で一生懸命で、Aチームに残るため黙々と自主練も続けています。

ところが6年生を目の前にして、周りに抜かれていき、一気にレギュラーから落ちていきました。試合のスタメンに出られることはまず無くなり、カップ戦など順位のつく試合は、3試合中1試合のハーフ出られれば良い方です。

コーチからは、基礎は本当にしっかりできていて、自主練が生きたものになっている、でも積極性が少なくプレイの自由さが見られず、試合では使えないと指摘されています。

5年生の夏前から少しずつレギュラーから外されていきました。本人は自分を変えようと必死に練習を重ねて研究を重ねています。親が、少し休んではどうか?と指摘するほど、練習にのめり込んでいますが、それと同時に息子から笑顔が消えました。

練習も試合も必ず行きます、自分から必死に変わろうとしているのも、見て良く分かります。


それでも、もがけばもがくほど、硬いプレイが目立ち、どんどんレギュラーは遠のいています。試合が終わった後は、今日も出来なかったと、後部座席で静かに涙をこぼします。

目標にしていたトレセンへの推薦も叶わず、落ち込んでいます。 大好きなはずのサッカーに行き、笑顔をなくしていく息子。

親として、どう関わっていくのが良いのでしょうか。見ていると、サッカーは楽しむものではなく修行のようです。

<島沢さんのアドバイス>
ご相談のメールをいただきありがとうございます。

真面目に取り組む息子さんを心配されるお気持ち、お察しします。

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