子育て情報『子どもが熱中症になった!? 夏の練習後ぐったりしている子の食事や休養法【具体策】』

2022年7月21日 20:00

子どもが熱中症になった!? 夏の練習後ぐったりしている子の食事や休養法【具体策】

猛暑・酷暑の夏。炎天下でサッカーをする子どもの熱中症の心配もつきません。

体温を超えるような気温の中で練習して「熱中症かも?」と思われるぐったりした様子で帰ってきたら、どんなことをしてあげるといいのでしょうか。そもそも熱中症になりかけの状態なのか、練習疲れなのか判断するのも難しいですよね。

前編に続き、「熱中症予防声かけプロジェクト」実行委員長の帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長・三宅康史先生にお話を伺いましたので、食事や休息のとらせ方など参考にしてください。
(取材・文:小林博子)

目次

・いつもと様子が違ったら、少なくとも暑さダメージのケアは必要
・「熱中症に効く薬」はない
・家庭でできる熱中症対策:食事編
・家庭でできる熱中症対策:入浴編
・家庭でできる熱中症対策:休息編
・翌朝元気に朝食が食べられれば安心
・熱中症予防に、日頃の朝食は和食がおすすめ
・熱中症予防の知識もアップデートを


子どもが熱中症になった!? 夏の練習後ぐったりしている子の食事や休養法【具体策】

写真は少年サッカーのイメージ

<<前編:サッカーの練習後にぐったりして食欲がない子ども。これって熱中症?自宅でできる熱中症対策の基本

■いつもと様子が違ったら、少なくとも暑さダメージのケアは必要

前編では、子どもが熱中症になってしまったかどうかを判断する方法について三宅先生からのアドバイスをご紹介しました。

熱中症はさまざまな症状がありますが、「こうだから熱中症、こうだったら"熱中症になりかけている"」といった明確な線引きはなく、暑い日に子どもがぐったりとしていたら、暑さのダメージを受けている状態だそう。


熱中症の可能性もあるので、対処が必要とのことです。

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■「熱中症に効く薬」はない

前編で「熱中症にも早期発見・早期治療を」と解説しましたが、治療という言葉から連想するような「薬」は、熱中症に効くというものは存在しないそうです。

熱中症になりそうな体の不調を感じたら、家庭でできることは
・栄養をしっかり摂る
・涼しい部屋で体を休ませる

の2つだと三宅先生は言います。


■家庭でできる熱中症対策:食事編

「糖分・水分・塩分」を。そしてできればタンパク質を摂取して

「基本的には、おいしいものを食べさせてあげてください」と、三宅先生。食欲が落ちがちな夏に、しかも熱中症かもしれない体調の子どもには、食べたいもの(食べられるもの)を食べさせてあげることを先決しましょう。

必要な栄養は、まずは糖分。ごはんやうどんなどの炭水化物や、スポーツドリンクなど、体を動かすエネルギー源となるものたちです。続いて水分と塩分も必要です。

糖分・水分・塩分は、スポーツドリンクですべて補えます。何も食べられないときには、スポーツドリンクだけでも飲むようにしましょう。

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