子育て情報『認定特定非営利活動法人Living in Peaceが、児童養護施設の子どもたちを対象としたキャリア教育プログラムの提供を開始』

2021年12月1日 10:30

認定特定非営利活動法人Living in Peaceが、児童養護施設の子どもたちを対象としたキャリア教育プログラムの提供を開始

「おしごとリップ」では、上記の課題に対して次のような解決策を考え、プログラムを実施しています。

1. 様々な業界から講師をお招きし、子どもたちに幅広い職業の選択肢を知る機会を作る
様々な業界から招いた講師から発信される、業界知識や具体的な仕事内容、講師のキャリアや職業観についての講義を通して、子どもたちが幅広い職業の選択肢を知る機会を作ります。また、座学だけでなく、グループもしくは個人ワークを通して職業理解を深めることで、子どもたちの考える力や発信力を身につけ、他者との関係性向上・自律性・有能感の醸成を目指します。

2. 自立に向けた心の準備を行う
本プログラムでは、子どもたちに多くの職業に触れてもらうだけではなく、その経験が自立に向けた心の準備に繋がるよう、下記3点に力を入れています。

(1) 非認知能力の強化
自立にあたって重要となる「粘り強さ」「誠実さ」「人間関係構築」といった非認知能力を伸ばすことを重視しています。
(2) 早い段階からの実施
児童養護施設を退所する間際に、キャリアや自立のことについて子どもの意識づけを行おうとしても多くの困難や不十分さが伴います。高校受験がキャリア形成の最初の関門でもあるため、より早い段階から参加することで効果が高まると考え「おしごとリップ」は中学生から参加できる内容にしています。
(3) 長期的な実施
非認知能力を育むには子どもとの長期的な関係性構築が不可欠であること、将来の選択肢を複数知ってほしいという想いから、単発ではなく1年間に10回前後を1タームとし、実施しています。
可能であれば、数年間継続して参加してもらえるとより効果が高まります。

■プログラムの効果
プログラムに参加した子どもたち、また子どもたちの成長を見守っている施設職員の方たちから、以下のようなお声をいただいています。

<子どもたちの声>
・今までは保育士になりたいとだけ思っていたけれど、色々なことに興味を持った。
・自分の意見だけじゃなく、他の人の意見も聞けるようになった。
・みんなの前に出て発表できるようになった。

<施設職員の声>
・「プログラミングの仕事について話が聞きたい」等の具体的な要望が出てくるようになり、実際にその職に就いている人に話を聞く子どもが出てきた。・人前で話すことができなかった子が発表できるようになり、驚いている。
・自分の気持ちを吐き出せる場所が増えていることを、非常にポジティブに捉えている。

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