わんぱく男子の子育て法。好奇心を受け入れ行動力を育もう
落ちつきのない我が子が心配。育て方や叱り方に問題があるのか悩む親心
昔から子どもはよく遊び、よく食べ、よく寝るものと言われていますね。 元気な子どもの姿は見ていて気持ちがいいものですが、あまりに元気すぎると心配になることも。なんでこんなに落ち着きがないの?育て方が悪いの?と心配になるかもしれません。しかし、子どもには生まれつきの個性が備わっているのをご存知でしょうか。お母さんの育て方の良し悪しに関わらず、活発に動き回るというのも個性の一つなのです。特に3歳までの子にはその個性が色濃く表れます。
好奇心旺盛な子はチャレンジ精神も豊富でエネルギーに満ち溢れている
Sくんは3歳の元気な男の子。
天真爛漫で好奇心旺盛なため“さわってみたい”“やってみたい”という気持ちが抑えられません。飛んだり跳ねたり走り回ったりと、片時もじっとしていられないのです。「お部屋の中でジャンプしちゃダメよ」というお母さんの声にも全く耳を貸しません。戦隊ごっこなどしていると、勢いあまってお母さんを叩いてしまうことも。もし、お友達に乱暴をしたら大変!厳しく叱っておくべきなの?と、お母さんは悩んでいました。
叱るときは人格を否定しない!子どもの心に響く言葉とタイミングが大切
このタイプの子は夢中になると、興奮してしまうことが多々あります。戦隊モノのヒーローになりきって戦っているうちに、勢い余ってお母さんに当たってしまっただけかもしれません。いきなり叩かれたら「乱暴する子は悪い子よ!」と言いたくなりますが、人格を否定する言葉はいけません。
肩や背中をポンポンと優しくタッチして落ち着かせた後で「叩かれたら痛いし、悲しいな」とお母さんの気持ちを伝える方が効果的。本来は優しい性格の持ち主なので、きっと心に響くことでしょう。
あふれる好奇心は行動力の源。長所として伸ばすと子どもの自信につながる
わんぱく男子の子育ては体力を消耗しますが、それもずっと続くわけではありません。9歳くらいになると、周囲の反応を見る能力が発達してくるので、驚くほど穏やかに変わります。小さいうちはよく叱られるタイプですが「ダメ」の言い過ぎは自信を失うことも。本当に必要なときだけに絞りましょう。抑えられない好奇心はその子の長所、将来の行動力につながります。
せっかく好奇心旺盛な個性を持って生まれてきたのですから、それを生かしパワフルな行動力とチャレンジ精神あふれる子に育ててあげましょう。