連載記事:パパママの本音調査
自粛中、テイクアウト利用が増加しなかった!? 切実な理由とおうちご飯の工夫【パパママの本音調査】 Vol.363
イラスト:エェコ
感染症の流行によって、食生活が大きく変わったとと感じているパパやママもいるのではないでしょうか? 飲食店が休業や営業時間を短縮をしたりした結果、外食の機会が減った人もいるかと思います。
家族の食卓にはどんな変化が起きているのでしょうか? テイクアウトやデリバリーの利用についてのアンケート結果を元に、考えてみたいと思います。
■テイクアウトやデリバリー「増えた」と回答したのは…
アンケートでは、テイクアウトやデリバリーの利用が増えたかどうか尋ねました。その結果、「増えていない」と答えた人が69.2%と、約7割の人がテイクアウトやデリバリーの利用には変化がないことがわかりました。
Q.テイクアウトやデリバリーの利用、増えた?
増えた 25.8%
増えていない 69.2%
わからない 3.2%
その他 1.8%
■「テイクアウトで息抜きしたい」三食作りに悲鳴の声
イラスト:エェコ
まずは、テイクアウトやデリバリーの利用が増えたと答えた約2.5割の人たちの声を聞いてみたいと思います。
「外出自粛となり、娯楽もほとんどなくなり、『楽しみは食べることくらい…』と、子どもたちが言っています。毎回の食事を作るのに限界を感じて、テイクアウトを利用しています」(神奈川県 50代女性)
「大盤振る舞いのピザ屋、期間限定でテイクアウトを始めた名店。人間の三大欲望の一つを満たしながら巣ごもりしています」(岡山県 40代女性)
「家にこもっているとイライラして仕方ないので、子どもを連れてのドライブが増えました。同時に使用機会が増えたのがドライブスルーで、景色のいい駐車場へ行き、ピクニック気分で食べて帰ることが多いです。お店を回してる皆様には感謝です!」(茨城県 30代女性)
「もともと外食をよくする家庭ではないけれど、飲食業を応援する意味も込めて、テイクアウトを始めた旦那の知り合いの居酒屋さんを何回か利用させてもらいました」(愛媛県 30代女性)
感染症の流行によって、飲食店では客数が大幅に減っているという話も耳にします。外食ができない代わりに、テイクアウトで店を応援したいという声も寄せられました。さらに、毎日三食を準備する大変さを訴える声も。
「せめてたまには
テイクアウトで息抜きをしたい」という意見には、納得させられます。
先日、筆者は未就学児を入店お断りとしているお店のテイクアウトを初めて利用しました。本来であれば、4歳の次男がいるため入店できないのですが、感染症の流行によってテイクアウトを始めたとのことで、これまで我慢していたその味を楽しむことができました。ピンチはチャンスではありませんが、通常なら味わえなかった食事に出会えるのも、今ならではなのかもしれないと感じたものです。