2回連続!『キツツキと雨』公開記念インタビュー 小栗旬編
人里はなれた山村に暮らす木こりの男と、そこへ映画の撮影にやってきた映画監督のふれあいを描く、やさしくおかしくてホロリとさせるハートフルなヒューマン・ドラマ『キツツキと雨』。『南極料理人』から2年、沖田修一監督待望の新作にて、いつもおどおどして自信が持てない25歳の映画監督を演じる小栗旬のインタビューをお届けする。
●脚本は沖田監督のオリジナルですが、最初に読んだ時の感想はいかがでしたか?おもしろいと思いましたね。ゾンビ映画の裏側が見えるっていうだけでおもしろいじゃないですか。よくそんなところに目を付けるなって。いざやってみるとすごく変わった話でしたけどね(笑)。
●幸一という役柄をどう捉えていますか?沖田監督は『気にせず楽しんで』と言ってくれましたが、キャラクターはまるまる監督だと思います。すべて監督のクセなんです、爪を噛むのも、腕を噛むのも。
確かに、幸一は気が弱いかもしれませんが、そこまでおどおどしてるわけではないんです。まわりのペースに対応しきれなくて、置いてかれているだけ。幸一のそういうところが見えればと思って演じていました。
●役所さんとは今回が初共演となりますが。役所さんはとても素敵な方ですね。現場でいろいろな話をさせていただいても、すごくおもしろい。克彦さんの役柄も素敵なので、やってるうちにだんだんふたりがダブってきました。