アップル(Apple)が、米国時間の2016年9月7日(水)に開催した新製品発表会で新型iPhone「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」を発表。9月9日(金)より予約スタート、9月16日(金)に発売される。ディスプレイ従来より25%明るくなったRetinaディスプレイ。液晶はiPhone 7が4.7インチ、iPhone 7 Plusが5.5インチとiPhone 6sおよび6s Plusと同様のサイズ。3D Touch機能も搭載。カメラ1,200万画素センサー、F1.8のレンズを搭載。従来より50%明るく写真を撮影可能。従来より50%明るい4つのLEDフラッシュ機能。新たなイメージプロセッサーも。ホワイトバランスの調整やノイズ除去など、1枚の写真ごとに様々な処理が施される。iPhone 7 Plusにはワイド用と望遠用のデュアルカメラを搭載。従来のデジタルズームに比べ、ズームで撮影した際の画質が40%向上。ポートレートモードを選択すると、一眼レフカメラで撮影したようなボケのある写真を撮影可能。カラーカラーは従来のスペースグレイの代わりに、ジェットブラックとブラックの2色が新登場。これにシルバー、ゴールド、ローズゴールドを加えた全5色展開となる。イヤフォンジャックを廃止iPhone 7 / iPhone 7 Plusでは、イヤフォンジャックを廃止。Lightning対応の有線イヤホンとLightningからイヤホンジャックへの変換アダプタを同梱。ステレオスピーカー本体にステレオスピーカーも搭載。従来より広いレンジの音域を2倍の音量で再生可能に。新型ワイヤレスイヤフォン「Air Pods」バッテリーはフル充電で5時間持続。マイクやタッチセンサーなどを搭載。デバイスとのペアリングは充電ケースをひらく事で簡単に接続可能。W1チップ搭載で音質面も向上。価格は159ドル。Apple Payフェリカ対応、Suicaも使用可能に。10月よりサービス提供開始。容量・メモリ・プロセッサストレージ容量は32GB、128GB、256GBの3モデル。(※ジェットブラックは128GB、256GBモデルのみ)デュアルコアのA10 Fusionチップを搭載、iPhone 6のA9より40%処理速度が向上。バッテリー消費量も低減。新しい6コアのGPUで、グラフィック処理能力はA9より50%性能向上。バッテリーこれまでのモデルで最大容量。iPhone 7はiPhone 6より2時間以上、iPhone 7 PlusはiPhone 6 Plusより1時間以上の持続時間。防水・防塵性能IP67の防水・防塵性能。国際規格では下記の通り。防塵性能:粉塵が内部に侵入しない防水性能:規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない【製品情報】iPhone 7 / 7 Plus発売日:2016年9月16日(金)予約開始日:2016年9月9日(金)容量:32GB、128GB、256GB※ジェットブラックは128GB、256GBモデルのみカラー:ジェットブラック、ブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールド価格:iPhone 7 72,800円+税〜iPhone 7 Plus 85,800円+税〜
2016年09月11日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『どうしてiPhoneはガラスが割れても操作できるの?』という質問に答えます。***iPhoneはディスプレイ表面のガラスが割れても、ある程度の操作は可能です。しかし、細かい破片が指に刺さるなどの事故が起きかねず危険です。可能なかぎり早く、予約のうえ最寄りのApple Storeなり正規サービスプロバイダなりへ持ち込みましょう。とはいえ、iPhoneは指先に注意すればある程度操作できてしまいます。iPhone 5以降のiPhoneは、タッチパネル機能を液晶セル内に内蔵した「インセル型」を採用しており、ガラスが割れてもまったく操作不能になることはありません。本来は光の透過率を高め、より軽くて薄いディスプレイとすることが目的の技術ですが、表面の破損に強いという副産物が生じてしまっているわけです。一方、他のスマートフォンはディスプレイ表面のガラスが割れると操作不能になることがあります。これは指先の接触(タッチ)を感知するシートがガラス側に取り付けられているタイプのディスプレイを採用しているためと考えられます。ガラスが割れた状態で使い続けるユーザを見かけることが他のスマートフォンに比べ多いことは、iPhoneユーザの絶対数が多いこともありますが、タッチディスプレイの構造によるところも少なくなさそうです。なお、操作できるかどうかと本体に悪い影響が生じないかどうかは別の問題です。割れたガラスの破片が剥落し、そこから水分が入り込むと、内部の基板にダメージを与えかねません。表面に破損防止フィルムを貼るなどして"なんとなく使えている"状態だとしても、起動不能な状態に陥るなどデータを失う前にバックアップを実行し、できるだけ早く修理しましょう。
2016年04月07日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneの画面が割れました、応急措置は?』という質問に答えます。***アスファルトで舗装された道路など固い場所へiPhoneを落下させると、ディスプレイ表面のガラスはかなりの確率で割れます。ケースを装着していれば、割れる確率は大幅に低下しますが、それでも落とす角度が悪いと破損を防げません。割れかたも大きなヒビが数本入るだけのこともあれば、粉々に砕け散ることもあります。ディスプレイ表面のガラスが割れた場合は、そのまま使い続けると危険です。床に飛び散った破片を踏みつけたり、画面をなでた指先に破片が刺さったりする可能性は大いにあります。割れたガラスは元どおりにできませんから、できるだけ早くApple Storeなどの店舗に持ち込み修理を依頼しましょう。修理に持ち込むまで日数がかかりそうな場合は、応急措置をおこないます。歯科治療の「仮歯」のようなものですから、とりあえず操作できる状態になったとしてもそれで妥協せず、修理の予約を入れることを強くお勧めします。まずやるべきことは、ガラスの破片を取り除くことです。iPhoneを手に持ち、ゴミ袋の上などで軽く叩いて細かい破片を落としましょう。そのあと、粘着テープで割れた箇所を抑えていけば、細かい破片はほぼ取り除けます。その後、破片のさらなる飛散を防止しましょう。セロハンテープなど透明なテープやフィルムで割れた部分を覆えば、ガラスが飛び散ることを防げます。しっかりとガラス表面を固定できれば、それ以上ヒビが広がることもないでしょう。少々惜しい気もしますが、市販の液晶保護フィルムを貼ることも効果的です。ディスプレイ表面の大部分を1枚のフィルムで覆えるため、飛散防止という点ではセロハンテープより有利です。細かい破片が表面に残っていると気泡が生じてしまうため、布などで払ったうえで貼りましょう。
2016年04月06日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneを使い外出先で録画済テレビ番組を楽しむ方法は?』という質問に答えます。***最近のビデオレコーダーには、録画した番組を自宅の外から再生できる「リモート視聴機能」が搭載されています。少々ややこしい話ですが、コピープロテクトが施された録画済番組を屋内ネットワーク(LAN)で視聴する規格が「DTCP-IP」、さらに屋外からインターネット経由で自宅のビデオレコーダーにアクセスし視聴できるようにした規格を「DTCP+」といいます。自宅にDTCP-IP対応かつDTCP+に対応したビデオレコーダーを設置していれば、リモート視聴が可能です。ビデオレコーダーメーカーは、リモート視聴に対応したアプリを公開していますから、それを利用すればいつ・どこにいてもiPhoneで録画済番組を楽しめます。メーカーによっては、DTCP-IP/DTCP+の機能はプラグインの追加購入による有償提供ということもありますが、せいぜい数百円です。ただし、リモート視聴には大量のデータ通信を伴います。あくまで目安ですが、1時間半の番組を高画質モード(ビットレートは1.5Mbps前後)で再生すると約1GBのデータ通信量が発生します。リモート視聴は、データ通信量の上限を気にせずにすむ契約にしているか、Wi-Fiが利用できる環境のほうが落ち着いて楽しめます。観たい番組が決まっているのならば、外出前に番組を転送することをお勧めします。「お出かけ転送」などメーカーによって呼び名は異なりますが、自宅のWi-Fiネットワークを使いiPhoneの内蔵ストレージへ録画済番組を転送しておけば、データ通信量の上限を気にする必要がないうえに、回線の状態によって再生が中断することもありません。ただし、録画済番組を転送するとそのぶん内蔵ストレージを消費します。録画時に指定した画質にもよりますが、お出かけ転送で一般的な画質(480P)の場合、30分番組で350MBほど見ておかなければなりません。利用しているiPhoneのストレージ容量にもよりますが、外出のつど転送して観終えたら削除、という作業を繰り返すことになるでしょう。
2016年04月03日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『落ちていたiPhoneを我が物にしようとするとどのような危険が想定されますか?』という質問に答えます。***危険、というより状況次第では遺失物等横領罪に問われる可能性もあります。最寄りの警察署なり建物の管理室なりへ届けることが最善の策です。我が物にしようと持ち帰ったとしても、アクティベーションロックを解除することはかなり困難です。アクティベーションロックは「iPhoneを探す」をオンにすると有効になり、以降パスワードを入力するまで無効化できません。アクティベーションロックを解除しないかぎりiPhoneの持ち主は変更できませんし、それ以前にロック解除(パスコードによる認証/指紋認証)という壁が立ちはだかっています。もし拾ったiPhoneがパスコードや指紋で保護されておらず、「iPhoneを探す」がオフの状態だったとしても、iPhoneには個体識別番号(UUID、Unique Device IDentifier)が設定されています。iCloudやApp StoreなどAppleが運営するサービスを利用したり、システムのアップデートを実行したりすると、UUIDがAppleのサーバへ送信されてiPhoneの現在位置が特定されてしまいます。ネットワークに接続できないとなると、iPhoneをiPhoneらしく活用することは困難でしょう。SIMカードを抜いたうえで売り払ってしまおう、という考えは甘いと言わざるをえません。ワケありの商品を承知のうえで買い上げる違法業者でもないかぎり、身元を明かさないまま古物売買を行うことはないでしょうから、売却は困難です。それに、SIMカードは携帯電話会社からの貸与品であり、勝手に処分すると責任を問われかねません。そのように"拾ってもトクしない"iPhoneですが、落とした人は必死になって探しているはずです。警察や施設の管理室へ届ける時間の余裕がないにしても、発見場所がなにかの隙間などわかりにくい場所であれば、見通しがよく電波が届きやすい場所に置いておきましょう。「iPhoneを探す」機能で発見しやすくなりますから、ほんの少しとはいえ困った人の役に立つことができますよ。
2016年04月02日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone SEの気になる点を強いて挙げると?』という質問に答えます。***3月に発表されたiPhone SEは、SoCとしてiPhone 6s/6s Plusと同じ「Apple A9」を採用、4K映像の撮影にも対応する1,200万画素カメラを搭載と、小ぶりなボディに機能を凝縮した話題のモデルです。iPhone 5sとサイズはぴったり同じでアクセサリ類を共有できる一方、価格は税別5万2,800円より(16GB/SIMフリーモデル)とiPhone 5sより若干低めに設定されています。手のひらに収まりやすいモデルの復活を望む声があったことにくわえ、バッテリーの持ちに優れるという特徴もあり、高い人気を獲得しそうなiPhone SEですが、いくつか気になる点があることも事実です。1つは、日本向けモデルの型番A1723ではキャリアアグリゲーション(CA)をサポートしないことです。CAをサポートするiPhone 6s/6s Plusでは、下りの最高速度はドコモが262.5Mbps、auが225Mbps、ソフトバンクが187.5Mbpsを実現しますが、iPhone SEは各社とも最高150Mbpsです。CAのメリットはより高い速度を出すだけでなく、混雑の影響を減らし安定した通信を実現することにもあるため、CA対応モデルのほうが快適に利用できる場面もあることでしょう。iPhone 6s/6s Plusから導入された感圧タッチ機構「3D Touch」をサポートしない点も、微妙に映るかもしれません。3D TouchはAppleが強く推す技術ということもあり、今後のiPhoneでは必須機能となる可能性大です。インカメラ(FaceTimeカメラ)の画素数がiPhone 5sと同じ120万画素であることも気になります。本来の目的のビデオ通話よりもセルフィー(自撮り写真)で利用されることが多いというトレンドを考えると、iPhone 6s/6s Plusと同じ500万画素はほしいところです。逆にいえば、これらの点を納得できればiPhone SEはかなりお買い得感のあるモデルだといえるでしょう。女性でも手に収まりやすいサイズということもあり、実際の使用感を重視する層にアピールするのではないでしょうか。
2016年04月01日スペックコンピュータは31日、iPhone向けのシャッター内蔵グリップ「Snappy」を発売した。価格は税別2,500円。同製品は、iPhoneのイヤホンジャックに接続して使うシャッター内蔵グリップ。同社は、グリップを握ってカメラ撮影できるので、手ブレを抑えることができるとしている。重量は約45g。なお、iPhone 4S以前のモデルは非対応。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ピンクの3色。
2016年04月01日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone SEを購入すると、「まだ古いiPhoneを使ってるの」と言われるかも?』という質問に答えます。***他人の目など気にする必要はないと思いますが、スマートフォンが会話の糸口になることはありますし、ファッションアイテムとしての要素もありますから、無視できないかもしれませんね。確かに、発売直後の製品を買ったにもかかわらず「古くない?」などと言われれば、いい気分ではないでしょう。とはいえ、iPhone SEの外観は一瞬ではiPhone 5sと見分けがつきません。ボディサイズは幅58.6×縦123.8×厚さ7.6ミリと小数点以下まで同じ、ケースも互換性があります。カメラの位置やボタンの数と配置もまったく変わらず、重量差もわずか1gですから、背面のロゴを確認しないかぎり区別することは困難です。見る人が見ればわかるポイントは、側面の面取りした部分です。iPhone 5sではここに光沢処理が施されており、光を受ければキラリと輝きますが、iPhone SEではつや消し処理に変更されているため、見た目の印象が異なります。ケースを装着するとわからなくなってしまうため、悩ましい部分ではありますが、iPhone 5sとの差別化を図りたいのであればケースなしでの運用を検討してはいかがでしょうか。iPhone SEであることをより強く主張したいのであれば、ボディーカラーに「ローズゴールド」を選ぶ、これでしょう。iPhone 5sのカラーバリエーションはゴールドとシルバー、スペースグレイの3色で、ローズゴールドは存在しません。5sの大きさなのにローズゴールド? ああ、SEなのね、と気付いてくれるというわけです。ところで、iPhone SEはカメラの性能がiPhone 5sを大きく上回るほか、最新SoC「Apple A9」の搭載により高速化を実現、4G回線の対応バンドも追加されています(Band28/41)。性能的にはiPhone 6sと互角ですから、持ちやすさでiPhone SEを選ぶ人も増えることでしょう。人気モデルになれば、「古くない?」などと言われることもなくなると思いますよ。
2016年03月31日○iTunesの使い方 その8 Apple MusicってなんなのさiTunesシリーズの最後はiPhoneからも利用できる「Apple Music」について解説しよう。Apple Musicとは月額固定でiTunes Storeにある数百万曲を自由に聴くことができるサブスクリプションタイプのサービスだ。自分の持っているiTunes Libraryの曲以外に、iTunes Store内のApple Music ライブラリの曲をMac、iPhone、iPadからストリーミングで利用できる。他にも様々なジャンルの音楽を24時間ノンストップで聴くことができる「Radio」、好きなアーティストの投稿を読むことができる「Connect」などが利用できる。Apple Musicの初回利用は3カ月間無料で試すことができ、3カ月目以降は個人で利用する場合は980円、ファミリーで利用する場合は1,480円で使い続けることができる。○Apple Musicに登録するまずはiTunesからApple Musicに登録してみよう。メニューバーの「Store」から「Apple Music…」を選ぶとiTunesのメニューバーに項目が追加され、画面には無料トライアルメンバーシップの登録ボタンが表示される。これをクリックしてアカウントを登録し、トライアルを開始しよう。初回登録時にはまず自分の好きなジャンル、好きなアーティストを登録することになる。表示されているアイコンの気になるジャンルは1回クリック、大好きなジャンルは2回クリックして登録しよう。次へを選ぶと先ほど選んだジャンルのアーティストが表示される。ここでもクリックして選択しよう。[完了]を押すと登録完了。Apple Musicが利用できるようになる。○メニューから利用してみようApple Musicの利用はメニューバーに登録されたメニューから行う。まず[For You]では、先ほど登録した好きなジャンル、好きなアーティストに関係のあるプレイリストが表示される。例えば好きなアーティストに「The Beatles」を選んでいたら、ビートルズの中期作品のプレイリスト、後期作品のプレイリストなどが利用できる。ジャンルに沿ったものも表示されるので、今まで聴いたことがないものを聴くことができ、新しい音楽の発見に繋がることも。聴いた曲の履歴から提案が変化する機能もあるので、聴けば聴くほど自分好みのものが表示されるようになる。[New]ではApple Musicで新たに利用可能になった楽曲が表示される。これまでiTunes Storeで購入していた項目が、購入することなく聴くことができるのは便利。注意したいのは利用できるのは全ての曲ではないという点。Apple Musicでは利用できない楽曲もあるのでそれらは購入する必要がある。[Radio]は24時間ノンストップで流れるインターネットラジオ。選曲はテーマに沿ったものになっており、例えばトゥディズ J-PopではきゃりーぱみゅぱみゅやEXILEなどのヒット曲が流れる。[Connect]は選んだジャンルのニュース、アーティストの投稿を読むことができる。好きなアーティストと繋がることができるかも?聴いていて好きな曲があったら、[★]ボタンをクリックしよう。表示されたメニューからアーティストを表示して再生したり、マイミュージックに追加して後から聴くこともできる。これはどの項目からでも利用可能。プレイリストに登録したいときはiCloud ミュージックを利用する必要がある。またApple Musicの契約を解除すると、プレイリストに登録した曲は利用できなくなるので注意しよう。特定のアーティストや曲の検索は、検索フィールドにテキストを入力し、[すべてのApple Music]を選んで検索をかけよう。以上のようにApple Musicはたくさんの曲を月額固定で数百万曲を利用できるという利点があるが、自分が本当に聴きたいアーティストがまだ登録されていなかったりすることもある。最新曲の利用も一部に限られていたりするので、「これが聴きたい!」という人よりは「こんな曲(アーティスト)があったんだ!」という音楽の発見をしたい人に向いているサービスと言える。またiPhoneしか持っていなくてCDから曲を増やせないという人も、利用できる曲数が一気に増えるのでお勧めできる。
2016年03月30日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone SEのバッテリーはどうして長持ちなの?』という質問に答えます。***Appleが公開したスペックシートで確認すると、同サイズのiPhone 5sでは音楽再生40時間・ビデオ再生10時間のところ、iPhone 6sは音楽再生50時間・ビデオ再生13時間です。画面と本体サイズが異なるiPhone 6sと比較しても(音楽再生50時間・ビデオ再生11時間)、引けを取らないどころか上回っています。iPhone SEのバッテリーが長持ちする理由ですが、素材はリチウムイオンで変わらず、ボディサイズがiPhone 5sとまったく同じことからしても、容量が大幅に増えたとは考えにくい状況です。搭載されている部材の改良が重ねられ、iPhone 5sの頃より全体として省エネルギー設計になった結果、バッテリーの持ちがよくなったと考えられます。もっとも影響がありそうな要素としては、SoCの性能向上が挙げられます。プロセスルールはiPhone 6に搭載の「Apple A8」が20nm、iPhone 6sとiPhone SEに搭載の「Apple A9」は14nm/16nmと、iPhone 5sに搭載の「Apple A7」(28nm)と比較して微細化が進んでいます。微細化が進めばより小さな電圧で動作できるようになり、消費電力を増やすことなく高い性能を得られますから、動作クロックが上がったにもかかわらずバッテリーが長持ちするようになったのでしょう。音楽やビデオの再生とは直接関係ありませんが、モーションコプロセッサの設計変更もトータルの消費電力節減に影響していると考えられます。iPhone 5sに搭載の「M7」は、Apple A7から物理的に独立していましたが、iPhone SEに搭載の「M9」はApple A9と同じパッケージにまとめられた結果、CPUとやり取りする距離が縮まり消費電力も減りました。このような最新技術の導入が、iPhone SEの消費電力低減に貢献していることは確かです。
2016年03月29日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『友人のiPhoneにテザリングさせてもらうことってできますか?』という質問に答えます。***月末近くになると、パケット使用量が気になりますよね。ペナルティの通信制限はかなりのストレスですから、月内のパケット量上限がすぐそこという場合はデータ通信を極力控えることになりますし、必要な場合はパケットを追加購入してでも通信制限を回避しなければなりません。この危機を乗り切る方法の1つにWi-Fiがあります。要所要所にあるWi-Fiアクセスポイントを利用することで、モバイル回線の使用量を抑制しようという目論見です。多くの駅や空港、喫茶店やレストランには公衆無線LANが導入されていますから、移動中でないかぎりは意外にWi-Fiだけで過ごせます。SMSなど一部サービスはモバイル回線でしか利用できませんが、iPhoneの場合データ通信のほとんどをWi-Fiで行うことができます。前置きが長くなりましたが、iPhoneがテザリングの子機となることは可能です。もちろん、テザリングしてくれる(モバイル回線をシェアしてくれる)他のスマートフォンありきの話ですから、通勤・通学経路が同じで月内のパケット使用量に余裕がある友人に頼み込むしかありませんが、これで移動時のWi-Fi通信経路を確保できます。ほとんどのスマートフォンはパケット定額契約ですから、よほど通信量を増やさないかぎりは相手に金銭的なダメージを与えることはないでしょう。ところで、この方法はWi-Fiでしか使えません。テザリングには、親機との通信をBluetoothで結ぶ「Bluetoothテザリング」もありますが、iPhoneはPAN(Personal Area Network)というBluetoothプロファイルのうちサーバ側(モバイル回線を提供する側)としてのプロファイルしか持たないため、Bluetoothテザリングの子機にできないからです。
2016年03月27日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneを長持ちさせるポイントは?』という質問に答えます。***「長持ち」という言葉は、iPhoneなどスマートフォンの場合複数の側面があります。2011年秋発売のiPhone 4sが2015年秋公開のiOS 9にサポートされていること、2016年秋に公開されるであろう次のiOSではサポート外となる可能性が高いことを考慮すると、その期間をフルに活用できる5年が長持ちの目安となりそうです。長持ちさせるための必須条件は、当然ですが「本体がしっかりしていること」です。落下させると画面が割れたりボタンが外れたり物理的な故障につながりますから、ケースを装着するなどの配慮が欠かせません。Apple Care+などの保証プログラムに入る手もありますが、1年の保証が2年に延長されるに過ぎず、5年には遠く及びません。フタ付きのポケットなどうっかり落ちない場所で持ち歩く、万一落としても壊れないようケースを装着する、これが基本です。水没にも要注意です。引き上げる速さにもよりますが、水没させるとかなりの確率で修理が必要になります。水回りでの使用には注意する、特にトイレに持ち込まないことはルール化すべきでしょう。バッテリーの充放電も重要です。過充電/過放電はバッテリーの寿命を縮めるため、残量を20~80%の範囲内で保つよう継ぎ足し充電したほうが長持ちします。バッテリーが次第に性能低下することは避けられず、5年間フル性能を発揮し続けることは難しいものの、交換が1度で済むのか2回以上行うのかは、維持費用という点で見逃せないポイントです。もう1つ、発表から2年を経過したあたりから、最新のiOSにアップグレードするかどうかの判断が重要になってきます。iOSはメジャーバージョンが上がるたびに高機能化し、それに応じてシステムの負荷が高まり動作が重くなる傾向があります。iOSはアップグレードすると元に戻せない(ダウングレードできない)仕様のため、反応がスローなiPhoneを使い続けなければならなくなります。新機能の恩恵は受けられませんが、軽快な操作感のまま長く使い続けたければアップグレードを見送るのも一考でしょう。
2016年03月26日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneのSIMロック解除によるメリット/デメリットを教えて!』という質問に答えます。***総務省が提示した「SIMロック解除に関するガイドライン」には、スマートフォンなど移動端末設備を対象としたSIMロック解除の義務化が示されています。それによれば、2015年5月以降発売の端末は購入後6カ月(180日)経過すると、無償でSIMロック解除を受けることができます。発売日当日にiPhone 6s/6s Plusを契約したユーザは、2016年3月23日からSIMロック解除を申し込むことが可能になります。SIMロックを解除すれば、端末を購入した携帯電話会社(または同じMVNE系列)のSIMしか使えないという制限がなくなります。国内のいわゆる格安SIMを利用すれば通信コストを下げられますし、地域によってはキャリアによってつながりやすいかどうかの問題もあります。海外渡航時には、現地の通信会社が発行するプリペイドSIMも選択肢となります。iPhone 6s/6s Plusは、他のスマートフォンと比較しても対応する周波数帯が豊富です。日本のNTTドコモのみ利用する1.5GHz帯/LTEバンド21を除き、携帯端末に使用される周波数帯はほぼカバーされており、3Gの通信方式が異なるauの回線も利用できます。通信会社を自由に選択でき、その回線を大きな制約なしに利用可能になることが、iPhone 6s/6s PlusにおけるSIMロック解除のメリットです。SIMロック解除自体の問題ではないものの、デメリットも存在します。キャリアとの契約が解除されれば、買い換えサポートはなくなります。製品保証プログラム「AppleCare+ for iPhone」をキャリア経由で申し込んでいる場合、契約解除に伴い無効になります。期待する通信サービスが提供されるかどうかの問題もあります。たとえば、キャリアアグリゲーションの動作保証は(原則として)そのキャリアが販売した端末に限られますし、過去にはOSのアップデートにより通信に問題が生じたことがありました。SIMを提供する企業によってサービスの質は変わるため、ユーザには従来以上の"選球眼"が求められるといえるでしょう。
2016年03月25日NTTドコモは23日、iPhone 6以降のiPhoneシリーズにおいて、高音質通話VoLTEの海外対応を開始したと発表した。対象機種はiPhone 6/6 Plus/6s/6s Plusと、22日にAppleが発表したiPhone SE(31日発売)。利用するには、iOS 9.3にアップデートしていること、キャリア設定がドコモ24.1になっていることが必要。対象エリアは今後拡大するとしているが、23日時点での対象エリアは日本と韓国間および韓国国内となっている。なお、ビデオコール(テレビ電話)は非対応。
2016年03月23日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「iPhone SE」はiPhone 5sのケースを使えるの?』という質問に答えます。***4インチディスプレイを搭載した「iPhone SE」が発表されました。かねてからiPhone 5sと同サイズの新型が出るという噂が飛び交っていたこともあり、サプライズ感は低めですが、小さめのiPhoneを好むユーザにとっては格好の乗り換え対象となるのではないでしょうか。iPhone 5sのケースが使えるかどうかですが、ほぼすべての製品がそのまま利用できます。iPhone 5sとiPhone SEのサイズは幅58.6×縦123.8×厚さ7.6mmと小数点以下まで等しく、カメラやボタン類の位置まで完全に一致しているため、互換性は保たれているといえます。AppleはiPhone SE向けに「iPhone SEレザーケース」を発表しましたが、その商品情報ページの互換性欄にはiPhone 5sの名前も確認できます。Apple純正品にかぎらず、Apple Store(オンライン)で取り扱いがあるiPhone 5s向けケースは、もれなくiPhone SEにも対応しています。ディスプレイに貼る保護フィルムもiPhone 5sと互換性ありと考えていいでしょう。ディスプレイの物理的な大きさはまったく同一ですから、ケースに付属のフィルムもあわせて利用できます。ところで、iPhone 5sはiPhone 5ともサイズが同じですが、両モデルはカメラとLEDフラッシュの仕様が異なります。「iPhone 5/5s対応」とうたわれている製品の互換性は心配ないものの、「iPhone 5対応」としか記載がないケースについては、iPhone SEとの互換性を疑うほうが無難です。もっとも、iPhone 5は終売から月日が経過していることもあり、そのようなケースを探すことのほうが難しいかもしれません。
2016年03月23日アップルは22日、自分のiPhoneを下取りに出し、新しいiPhoneの購入価格を割引する下取りキャンペーンを開始した。iPhone SE発表のタイミングで、アップルは古いPCやディスプレイ、iPod、スマートフォンを下取りに出したり、リサイクルできる「Apple Renewプログラム」を日本で開始。同プログラムの一環として、米Appleのトレード・イン・プログラムに相当する下取りサービスが開始された。米Appleのトレード・インとは、現在手持ちの中古のiPhoneをApple Storeに下取りに出し、そこでの買い取り価格をiPhone新製品購入価格から差し引くことで、ユーザーが差額分の割り引きを受けられる制度。下取り可能な製品は、iPhoneシリーズに加え、他社製スマートフォンも対象。iPhoneの場合のおおよその下取り額は、iPhone 4/4sで最大3,500円、iPhone 5/5c/5sで最大14,600円、iPhone 6で最大31,000円、iPhone 6 Plusで最大36,000円など。他社製スマートフォンの場合はおおよそ1,000円から24,200円。対象利用者は20歳以上。Apple StoreでiPhoneを下取りに出すと、新規購入するiPhoneの価格から下取り額分がその場で割り引かれる。オンラインでも受け付けており、下取りに出したいスマートフォンの情報をオンラインフォームに入力し、実機を送付すると、下取り額分のApple Storeギフトカードが届けられる。
2016年03月22日米Appleが現地21日に開催したスペシャルイベント後、Appleオンラインストアでの製品ラインナップからiPhone 5sが消えている。同イベントで発表された4インチの「iPhone SE」の登場によるものだと思われる。日本時間22日4時30分現在、Appleオンラインストアから購入できるiPhoneは、iPhone 6s Plus/6s/6 Plus/6/SEの全5モデル。なお、iPhone SEは16GBモデルと64GBモデルが用意されており、SIMフリー版の価格はそれぞれ税別(以下同)52,800円と64,800円となっている。
2016年03月22日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneで通話中、こちらの音を相手に聞かせない方法は?』という質問に答えます。***FaceTimeオーディオやVoIPアプリなど選択肢はいくつかありますが、iPhoneで通話といえば『電話』アプリです。その『電話』アプリで通話中、他の人に話しかけられるなどして通話を中断しなければならないとき、その様子を聞かれたくないからなにか方法は、ということですね。もっともかんたんな方法は、キーパッドにある「消音」ボタンをタップすることです。消音すると、こちらの声が相手に聞こえないという目的は果たせます。しかし、この「消音」とは無音状態であり、音楽が流れるなどの配慮はありません。先方にしてみれば、突然こちらの声が聞こえなくなった、なにかの原因で通話がおかしくなったのではないか、と考えても無理はありません。だから、こちらの音を相手に聞かせたくないときには、消音ではなく「保留」にすべきです。そのような名称のボタンはありませんが、実は「消音」ボタンを長押しすると「保留」ボタンとなり、互いの声が聞こえなくなります。しかし、先方には「プッ、プッ」という保留音が流れるため、通話がおかしくなったのではなく保留されているのだな、と理解させることができます。こちらには保留音が流れないものの、自分から保留を開始したわけで支障はないでしょう。この「保留」ボタンは知る人ぞ知る存在ですが、操作方法そのものは単純です。保留にするとオルゴール風音楽が流れる日本の固定電話のような心遣いはないものの、無音状態となり相手に不安を感じさせかねない消音ボタンより利用価値が高いといえそうです。保留にする前に、(保留にしますので)お待ちくださいね、程度の言葉を添えれば、じゅうぶん役に立つのではないでしょうか。
2016年03月21日同じApple製品だから、iPhoneの常識はMacにも通用するのでは……それは「半分正解で半分誤解」です。春のMacデビューを狙うiPhoneユーザのあなたに向けて、3回にわたり「Macに通用する/しないiPhoneの常識」を解説してみます。○MacとiPhone、似ているけれど……iPhoneのシステム「iOS」は、Macのシステム「OS X」をモバイル機器向けに機能を絞り込む形で造り出されました。当然、タッチパネルや携帯電話としての機能などOS Xにない部分は新たに開発されたものですが、映像/音声のマルチメディア関連機能、ファイルサーバなどネットワーク関連機能、各種記憶装置/周辺機器を制御する機能など、iPhoneでは必要性が低い機能は外されています。OS Xはシステムの基礎部分の大半が「オープンソースソフトウェア」によって構成されており、iOSもその構成を引き継いでいます。つまり、iPhoneはApple以外の企業・人物により開発されたソフトウェアに下支えされているのです。その証拠は、こちらのWEBサイトで確認できます。オープンソースソフトウェアという公共財で構成される土台部分は共有しつつ、Appleが開発した「建物部分」はそれぞれのハードウェアや用途にあわせて取捨選択したシステムがOS XでありiOSなのです。その「建物部分」が、OS XとiOSの違いです。OS XにはあるけれどiOSにはない機能、反対にiOSにはあるけれどOS Xにはない機能もありますが、土台部分が共通のため相互に技術を融通しやすくなっています。それが開発を速める効果を生み出し、MacとiOSの競争力につながっています。○MacのココがiPhoneと違う!1. いつ・どこでも通信できるとはかぎらないMacにはモバイル回線用の通信モジュールが搭載されていません。そのため、インターネットへの接続はもちろん、iPhoneなど周囲にあるネットワーク対応機機と(LANで)やり取りする場合には、Wi-Fiまたは有線LAN(Ethernet)の設備が必須となります。いつ/どこでもインターネットに接続できるようにするためには、iPhoneなどテザリングが可能なスマートフォン、またはWi-Fiルータを用意しなければなりません。2. 作業の対象は「ファイル」で保存Macでは、アプリで作業した内容を「ファイル」として内蔵ディスクに保存することが基本です。ファイルはアプリから独立した存在ですから、Aアプリで作成したファイルでもBやCのアプリで開くことは可能です(アプリの対応次第)。たとえば、Excelで作成したスプレッドシートは、Numbers(Appleが販売する表計算アプリ)で編集できるほか、Excelのファイル方式をサポートしてさえいれば、他のアプリでも開いたり変更をくわえたりすることができます。iOSでは、作成した文書や画像などのデータは原則として同じアプリでなければ開けませんが、OS Xでは仕様非公開のファイル形式を使うアプリでもないかぎり、作成元アプリに縛られることはありません。3. 複数ユーザで1台のMacを共有できるMacでは複数のユーザを登録しておき、必要に応じて切り替えることであたかも独立したコンピュータのように利用できる「マルチユーザ環境」が前提です。ユーザIDとパスワードを入力して利用開始処理(ログイン)を、アプリを使うなどの作業を終えたあとは利用終了処理(ログアウト)を行うことで、ユーザ環境を切り替えます。ユーザ環境はパスワードで保護されているため、プライベートな情報も安全に扱えます。たとえば、自分と家族をユーザ登録しておき、使い始めと使い終わりにログイン/ログアウト処理を習慣づけると、メールやSNSなど家族に見られたくない情報も1台のMacで共有することができます。4. 「デスクトップ」が操作の出発点Macにおける「デスクトップ」は、ウインドウを並べて表示する画面全体であるとともに、"とりあえずのファイル置き場"としての性格をあわせ持ちます。iPhoneにもアプリアイコンやDockが並んだ「ホーム画面」がありますが、データの保管場所としての機能はありません。Macの場合デスクトップとは、作業台であり保存場所なのです。なお、デスクトップは画面全体に表示される特殊なフォルダです。登録ユーザごとに割り当てられるため、ログイン/ログアウトしてユーザを切り替えれば、家族など他のユーザにデスクトップを見られることはありません。5. 「完全なマルチタスク」の世界複数のアプリを並行して起動しておき、必要に応じて切り替える動作を「マルチタスク」と呼びます。オペレーションシステムのレベルで実現される機能で、iOSでもサポートされていますが、消費電力節約のため大半のアプリは非表示状態になると動作を停止してしまいます。一方、Macにそのような制約はありません。基本的にすべてのアプリは同時に起動でき、表示されていない状態/他のアプリに隠された状態であっても、命令は背後で継続処理されています。動画の変換処理をiMovieで進めつつNumbersで作表する、といった作業はわけもないことです。6. 「ゴミ箱」があるMacには「ゴミ箱」という概念があります。Dockの右端にアイコンとして存在し、不要なファイルをドラッグ&ドロップして移動すると"捨てた"ことになり、散らかったフォルダやデスクトップを整理整頓できます。ゴミ箱を空にする処理を行わないかぎり実際にディスク上から消滅することはないため、いつでもゴミ箱から取り出して復元できます。その意味では「削除」とはいえず「移動」で、特殊なフォルダであるといえます。iOSのアプリにも「ゴミ箱」が用意されていることがありますが、そのアプリ限定のゴミ箱です。OS Xにおいてファイルはアプリから独立した存在であり、「ゴミ箱」にはどのアプリで作成されたかとは無関係に、ありとあらゆるファイルを入れておくことができます。
2016年03月19日同じApple製品だから、iPhoneの常識はMacにも通用するのでは……それは「半分正解で半分誤解」です。春のMacデビューを狙うiPhoneユーザのあなたに向けて、3回にわたり「Macに通用する/しないiPhoneの常識」を解説してみます。○MacはiPhoneに似ている、ではなく……MacはiPhoneに似ている……確かにそう言えないこともありませんが、正確ではありません。iPhoneがMacに似ている、というよりMacの基本ソフトウェア(OS)の骨格を引き継ぎ、携帯端末として最適化するため機能を取捨選択し、そこに電話機能と独自機構をくわえたものがiPhoneなのです。それだけに、MacにはiPhoneと「通じる」部分がたくさんあります。逆にいえば、「通じる」部分を踏まえれば、iPhoneに慣れたユーザにとってMac以上に理解しやすいパソコンはないといえるでしょう。一方、iPhoneの常識が通用しない側面もMacにはあります。キーボードやマウス/トラックパッドといった物理的に異なる装置があるうえに、ファイル操作を軸とした作業の進めかたやシステム管理の考えかたには、パソコンとしての了解事項があるのです。○MacのココがiPhoneと似ている!1. 使用後は液晶パネルを閉じてスリープMacを使わないときは「スリープ」させることがキホン。MacBookなどノート機は液晶パネルを閉じればOK、それだけでMacは休眠状態に入ります。スリープ中は必要最小限の機能で動作するため、待機中の消費電力はごくわずか。iPhone同様、しばらく使わないからといってまめに電源オフ(シャットダウン)する必要はありません。Windowsパソコンは作業を終えるときシャットダウンさせることが一般的ですが、Macではスリープでじゅうぶん。数カ月以上電源をオフにしたことがない、というユーザも珍しくありません。この点も、iPhoneとよく似ています。2. 情報はパスワードで保護されるスリープ状態から復帰するとき、Macはパスワードを要求します(省略可能ですが推奨できません)。正しいパスワードを入力しないかぎりMacの機能を利用できないため、盗難や紛失に遭っても情報漏えいは防げます。指紋認証機構(Touch ID)はありませんが、スリープ解除など正当な権利者かどうか確認が必要な場面では、パスワードによる認証が行われます。3. アイコンを見れば機能がわかるiPhoneとMacに標準装備のアプリは、アイコンのデザインが共通です。大きさなど多少の違いはありますが、WEBブラウザの「Safari」、画像や動画を管理する「写真」、「メモ」や「リマインダー」など、デザインが共通する機能も同等です。システムに同じApple IDを登録していれば、インターネット(iCloud)を介して書類もそのまま共有できます。4. よく使うアプリを登録してかんたん起動できるMacのデスクトップ下部には、利用する機会が特に多いアプリを登録しておく「Dock」という領域があります。iPhoneでは最大4つしか登録できず、アイコンを見ても起動中(マルチタスク動作中)かどうかはわかりませんが、Macでは動作中のアプリアイコン下に「●」が表示され起動中かどうかひと目でわかります。Dockに「ゴミ箱」がある点も、iPhoneと異なります。Macではアプリで作業した内容をファイルの形で保存しますが、不要になったファイルはゴミ箱へ捨てる(ドラッグ&ドロップで移動)ことがお約束です。空にする作業を行わないかぎりゴミ箱の内容は保持されるため、ファイルをうっかり捨てても心配はありません。5. 最新情報が「通知」されるアプリやネットワークサービスがいま現在の情報を送信してくる「通知」は、iPhoneとほぼ同じです。表示エリアは画面の右上、通知センターも画面の右端ですが、メールの到着やSNS経由の連絡をリアルタイムに知ることができます。通知許可もアプリごとに設定でき、ロック画面で確認することも可能です。6. 画面上部でステータス情報がわかる画面上部の細長い領域は、左側はアプリに命令を伝えるための領域(メニューバー)として、右側はMacの状態を表示する領域(メニューエクストラ)として利用されます。そのうち後者がiPhoneのメニューバーに相当する役割を持ち、Wi-FiやBluetoothの接続状態、かな漢字変換プログラムの状態(選択中の文字種)などが表示されます。7. iPhoneのホーム画面にそっくりな「LaunchPad」Dockに登録されているロケットの形をしたアイコンをクリックすると、Macにインストールされているアプリを一覧できる「LaunchPad」が起動します。Finderで「アプリケーション」フォルダを表示し、そこにあるアイコンをダブルクリックすることがオーソドックスな起動方法ですが、LaunchPadのほうがスピーディなうえ通知のバッジを確認できるというメリットもあります。iPhoneと同様、この画面からアプリの削除を行うこともできます。8. iPhoneと共通の「Apple ID」iCloudやMac App Storeなど、Appleが提供するオンラインサービスを利用するための「Apple ID」は、iPhoneで使用中のものを利用できます。新たに取得したApple IDを利用してもかまいませんが、同一のものにすればワイヤレスファイル転送機能「AirDrop」や、同じアプリ間でデータの受け渡しを可能にする「HandOff」などの機能を利用できます。
2016年03月11日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneに有機ELディスプレイは使われないの?』という質問に答えます。***現行のiPhone 6s/6s Plusに至るまで、iPhoneのディスプレイには液晶パネルが採用されています。有機ELディスプレイ(OLED)は採用されたことがありませんが、エネルギー消費量が少ないなどメリットが大きいこともあり、将来的には採用に踏み切るのではと噂されています。有機ELパネルはバックライトが必要ないため(自発光型)、液晶パネルと比べると軽くて薄い構造を実現できるうえ、消費電力も少なくなります。画像も黒は黒らしく表示されてコントラストが高く、視野角の広さと応答性の高さについても液晶パネルより有利です。明るい場所では映り込みが気になることがある、焼き付きが発生しやすい、液晶パネルと比べ寿命が短いというデメリットはあるものの、技術の進展により改善されつつあります。あくまで噂ですが、iPhoneにOLEDが採用されるという話があります。大量生産となるため、かなり早い段階からOLEDの製造が可能なメーカーと生産設備計画を練らねばならないことを考慮すると、実現は早くても次々期の2018年モデル以降となるのではないでしょうか。ところで、AppleはiPhoneに使う部品を複数のメーカーから調達する方針で知られています。液晶パネルでいえば、iPhone 6s/6s Plus向けにはジャパンディスプレイとシャープ、LGの3社が供給しているとされています。スマートデバイス向けOLEDはサムスンとLGの2社が量産化に乗り出していますが、生産技術が複雑で歩留まりに難があるうえ、iPhone向けに供給するとはかぎりません。iPhoneでOLEDを採用するにしても、しっかりとした生産体制を敷けるサプライヤーの参入は必須といえそうです。
2016年03月09日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneは375Mbpsで通信できるの?』という質問に答えます。***NTTドコモは、6月から375Mbpsの通信サービスを提供すると発表しました。複数の周波数帯の電波を束ね高速化を図る技術「キャリアアグリゲーション(CA)」の一種で、3つの帯域を使用することから「3波キャリアアグリゲーション(3CC-CA)」とも呼ばれます。2016年3月現在、NTTドコモは2GHz帯と1.7GHz帯、1.5GHz帯、800MHz帯という4つの周波数帯域でLTEサービス(PREMIUM 4G)を提供していますが、そのうち2つを状況に応じて組み合わせています。現状iPhone最速の262.5Mbpsという通信速度は、2GHz帯と1.7GHz帯の組み合わせのときに実現されます。3CC-CAも複数の組み合わせが存在しますが、NTTドコモは最速となる2GHz帯(最大112.5Mbps)、1.7GHz帯(最大150Mbps)、800MHz帯(最大112.5Mbps)の組み合わせをもって375Mbpsとうたっています。しかし、3CC-CAは当面iPhoneでは利用できません。最新モデルのiPhone 6s/6s Plusは、いずれの周波数帯にも対応しますが、束ねられるのは2つの帯域です。3CC-CAはハードウェアレベルでの対応(内蔵のモデムチップ)が必要となるため、利用可能になるとしても次期モデル以降でしょう。6月のサービス開始時点では、Android端末のみとなる可能性が濃厚です。なお、3CC-CAで使う800MHz帯は、基地局が扱う電波のすべてをLTEに割り当てること(フルLTE化)が前提です。800MHz帯は現在3G回線(FOMA)でも利用されているため、当面フルLTE化される基地局はトラフィックが集中する都市部に限られる見込みです。
2016年03月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone付属のイヤホンで音楽を聴いているとき電話が……どうすべき?』という質問に答えます。***携帯電話にかぎらず、いまどきの電話はいろいろなスタイルで通話することができます。ある程度の年齢層になると、電話は受話器を耳にあてて話をするものという刷り込みがありますが、iPhoneならば内蔵のマイク/スピーカーを利用したハンズフリー通話が可能です。iPhone付属のイヤホンもハンズフリー通話に対応していますから、音楽を聴いているとき着信があっても、そのままのスタイルで通話できます。イヤホンを耳から外す必要はありません。「Made for iPhone」ロゴ付きの他社製リモコン付きイヤホンも、同じ使い方が可能です。ケーブルのなかほどに据え付けられているリモコンは、中央のやや凹んだ部分が押せる仕様で、着信時にそこ(センターボタン)を1回押すと通話開始、通話中に1回押すと通話終了となります。着信があったとしても、iPhoneを手に取り画面を操作する必要はありません。相手の音声はイヤホンから聞こえますし、リモコンには小型マイクが内蔵されていますから、自分の声もしっかり相手に届きます。センターボタンは、押しかたによって異なる動作を行います。着信中に2秒ほど長押しすると着信拒否(スリープボタンの長押しと同じ効果)、通話中に長押しすると保留状態となります。ただし、押し方が中途半端では通話終了になるときがあるなど、操作にはコツが必要です。このように、音楽を聴いているときに着信があったとしても、イヤホンを装着したままで通話することが"iPhoneらしい"方法ですが、耳にあてて話をする受話器スタイルでなければ落ち着かないという場合には、着信があり次第イヤホンのプラグを抜いてしまいましょう。ただちに音楽の再生は一時停止され、通常時の着信状態となりますから、いつものように操作しiPhone本体のスピーカーとマイクを利用した通話を行います。
2016年03月07日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『テザリングでiPhoneがファイルサーバになるって本当?』という質問に答えます。***テザリング最大のメリットは、直接携帯電話回線に接続できない端末がiPhone経由でインターネットに接続できることです。iPhoneがモバイルルータ代わりになるわけですから、外出先でパソコンやタブレットを利用する可能性がある場合には、オプション契約しておいて損はありません。テザリングには、ほかにも使い道があります。パソコンやタブレットなどテザリングを使う端末(ここでは「子機」と呼びます)は、通信開始時点でiPhoneから通信用のアドレス(IPアドレス)を貸与され、一種のローカルエリアネットワーク(LAN)を構成します。自宅LANのルータと同じ役割をiPhoneが果たす、と言えば理解しやすいでしょうか。しかも、iPhoneはアプリで機能を拡張できます。Wi-Fiのファイル共有機能を持つアプリを別途用意すれば、iPhoneをファイルサーバとして活用できるのです。iPhoneがルータ兼ファイルサーバとして動作しますから、外出先などWi-Fiアクセスポイントがない場所でも利用できるので便利です。インターネット(クラウド)を利用したファイル共有サービスの場合、大容量ファイルはアップロード/ダウンロードに時間を要しますが、この方法ではデータがローカルネットワークの外へ出ないため通信費(パケット代)の心配はなく、しかも高速です。Wi-Fiのファイル共有機能を持つアプリは、App Storeで多数公開されています。ファイルビューアとしての機能が充実した「GoodReader」が定番的存在ですが、しっかりしたファイル共有機能が用意されている「Files」など、無償アプリを試してから購入を検討しても遅くはないでしょう。
2016年03月02日3月15日に開催が噂されているAppleの新製品発表イベントにおいて、その目玉の1つとみられている「4インチ版iPhone」だが、その名称が「iPhone 5se」のようなナンバリング付きではなく、シンプルに「iPhone SE」のようになる可能性があると9 to 5 Macが報じている。9 to 5 Macは過去に3月15日のイベント開催の噂を報じたり、4インチサイズのiPhoneについて名称が「iPhone 5se」になるとの関係者の話を紹介している。この4インチ版iPhoneはもともと「iPhone 6c」などの仮称で呼ばれていたもので、経緯は不明だが、9 to 5は関係者の談としてiPhone 5seの名称が付与されたと伝えていた。以前に廉価版iPhoneとして「iPhone 5c」という製品がiPhone 5sの時代に市場投入されていたが、商業的に成功したとは言い難く、この「6c」という名称の利用を避けたともいわれている。一方で、もし9 to 5 Macのいうように新製品に「iPhone SE」という名称が付与されたのであれば、従来のナンバリングサイクルから外れた製品として市場投入されたことを意味している。これは従来の1年サイクルで投入される製品と異なっているだけでなく、新系統の製品としてメインストリームのモデルから独立したものであることを示している。以前に、今後数年でAppleがiPhoneのSKUを大幅に増やしてくる可能性を示唆したが、こうした動きがより顕著なものとなる前兆といえるかもしれない。いずれにせよ、発表会開催が噂される3月3週目には週末に新型iPhoneがすぐに発売されるという話も出ており、その続報に注目しているといいだろう。
2016年02月29日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneに「うるう年」とか「うるう秒」って関係あるの?』という質問に答えます。***うるう年とは、文字どおり暦上1年の日数が平年より多い「閏(うるう)」にあたる年をいいます。うるう秒も同様に、1日の秒数が平年より多いことを指します。その状態を放置すると、暦と季節にズレが生じるため、日数/秒数を増やして暦を調整するというわけです。太陽暦では約4年に1度のうるう年がありますが、うるう秒は地球の自転(天文時)と原子時計の時刻差がプラスマイナス0.9秒の範囲に入るよう不定期に調整され、将来の発生時期は予測できません。iPhoneは時刻およびカレンダーを管理しますから、当然うるう年の影響を受けます。ただし、iPhoneは現在時刻をインターネット上のサーバと同期させる「自動取得」が前提であり、手動設定する場合でも内蔵のカレンダーがうるう年を正しく計算しますから、狂いは生じません。実際、2016年はうるう年ですから、2月は29日まで『カレンダー』に掲載されていますし、手動設定している場合でも変わりはないことでしょう。一方、うるう秒はタイミングによっては「1秒の差」が生じる可能性があります。インターネット上のサーバとの同期は毎秒行われるわけではないため、同期サイクルの間にうるう秒が実施されれば、標準時と1秒の差が生じることになります。もっとも、iPhone内蔵の時計は原子時計級の精度ではなく、定期的に同期を実施しているように微妙なズレが発生することを前提としているほどですから、まったく問題にならないでしょう。ここ10年を見てみると、うるう秒の実施日は1月1日(2006/2009年)と7月1日(2012/2015年)であり、日本標準時の9時直前のタイミングで行われています。株式や為替の取引のように、1秒で生じる価格差が無視できないビジネスもあることでしょうが、1秒を突き詰めるほど厳格な取引にiPhoneを利用しているとは考えにくく、やはり問題になるとは考えられません。
2016年02月29日iPhoneの次期モデルと噂される「iPhone 5se」向けの専用ケースや保護フィルムがAmazon.co.jpに多数出品されている。「iPhone 5se」は、3月にAppleが発表すると話題の新型iPhoneだが、サイズや重量、デザインはもとより、名称さえ噂に過ぎないのが現状。Amazonの商品検索から「iPhone 5se」と検索すると、何件ものケースや保護フィルムが表示される。「iPhone 5se専用」としている商品が多いが、前述のとおりAppleから正式発表があったわけではないので、購入する際には注意が必要だ。
2016年02月25日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneの"ダイイングメッセージ"は当てにならないの?』という質問に答えます。***ダイイングメッセージとはあれですよね、サスペンス系の小説やドラマで被害者が亡くなる際に残す走り書き。多機能なiPhoneといえど人間ではありませんから、そこまで器用なことはできませんが、受け取りかた次第ではダイイングメッセージ的な機能もあります。それは、iCloud関連サービスのひとつ『iPhoneを探す』に含まれる「最後の位置情報を送信」です。この機能を有効にしておくと、iPhoneのバッテリーが尽きる間際、iPhoneの位置情報をAppleのサーバに自動送信してくれます。紛失や盗難により手もとを離れたiPhoneが確実に存在した場所がわかる、という点では重要な情報です。この機能を有効にするには、『設定』→「iCloud」→「iPhoneを探す」の順にタップし、「最後の位置情報を送信」スイッチをオンにします。iPhoneを紛失した後では手遅れですから、一種の盗難/紛失保険という意味でも、このスイッチはつねにオンにしておくべきでしょう。バッテリー消費量が大幅に増えることもなく、常時オンにすることによるデメリットは特にありません。ただし、この機能は完璧とは言えません。iPhoneのバッテリーが次第に消費され、電源が切れそうになるタイミングでは位置情報が送信されますが、それ以外はなにも起こりません。iPhoneはロック状態でもスリープボタン長押しで電源オフできますから、バッテリーが尽きる前に誰かに電源オフされてしまうと、位置情報が送信されないのです。電源オフのタイミングでも位置情報が送信されるしくみがあれば、この問題は改善されますが、それには今後のiOSのバージョンアップを期待するしかなさそうです。
2016年02月23日LINEは22日、iPhone向け「LINE」アプリ仕様の変更についてアナウンスした。それによると、アプリを最新版にアップデートすることで複数のiPhoneから同一アカウントにアクセスすることが不可能になったという。同社は、iPhoneおよびiTunesの仕様上、特定の条件をすべて満たした場合、複数の端末から同一アカウントへのアクセスが可能だったと説明した上で、22日に公開したiPhone向け「LINE」の最新版(ver5.10.0)で仕様を変更。該当の操作を行った場合でも、アクセスが不可能になった。また、ユーザーに対し、自身の端末の管理、登録メールアドレスとパスワードの管理を徹底するよう強く呼びかけている。該当する条件は以下の通り。アクセスの対象となるiPhoneを物理的に保有し、当該端末の認証パスワードがわかっていて、パスワード解除ができる状態であることPC(Windows/Mac)を用意し、当該端末からiTunesアプリケーションを使ってPCとiPhoneを物理的につないでバックアップ操作を行うことができる環境下にあること別のiPhone端末を用意し、当該端末のバックアップデータを展開し、LINEアプリを起動できた場合
2016年02月23日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「エラー53」でiPhoneが文鎮になるってどういうこと?』という質問に答えます。***パソコンでiPhoneを復元しているとき、「エラー53」というメッセージが現れ使用できなくなる現象は、iOS 9が公開されてから報告されるようになりました。なんらかの原因で操作もバックアップ復元も不能になったiPhoneは、重しにしかならない状況を揶揄して「文鎮」などと呼ばれますが、エラー53はまさに文鎮化宣告といえます。そのエラー53が発生する原因は、指紋認証機構(Touch ID)関連の不具合です。Touch IDを搭載するiPhoneは、アップデートまたはバックアップから復元する処理の過程で、正規のTouch IDセンサーかどうかシステムチェックが実施されます。Appleが想定しない方法でTouch IDモジュールが修理・交換され、その結果未確認または規定外のTouch IDモジュールが検出された場合に、エラー53が発生するのです。本件に関するAppleの考え方は、Touch IDはApp StoreやApple Payといった資金決済の手段に用いられるデバイスであり、Apple Storeあるいは認定修理業者以外での修理・交換は受け付けられない、というものです。しかし、有償での交換でしか対応しないというAppleの姿勢に納得できない一部ユーザは、米国で集団訴訟を起こしました。Appleはユーザに十分な説明と対策をしていない、ついてはアップデートを速やかに提供するか修理費用を負担せよ、との主張です。この問題に直面したAppleは、iOS 9.2.1アップデート版の提供を開始しました。パソコン(iTunes)経由でアップデートを実行すると、Touch IDにまつわる問題で"文鎮状態"に陥っていたiPhoneを復元することが可能になります。ただし、Touch IDの機能は無効化されたままですから、指紋認証を復活させるためにはApple Storeあるいは認定修理業者に修理を依頼するしかありません。
2016年02月22日