2017年9月6日 11:10
【音程が狂うのはアレのせい?】リペアマン直伝! 金管楽器の正しい丸洗い法|大人の音楽LOVER♪ #7
新見さん
あとは、グリスがついた管の周りを掃除するときは、ガーゼを使うのが良いです。この部分にブラシを使うと、傷つけてしまう原因にもなりますし、管が湾曲しているため、なかなかキレイに掃除ができないですよね。ガーゼは優しい素材ですし、繊維が細かくて汚れを密着しながら落としてくれるので、ブラスソープを染み込ませながら、こうしてクルクルと拭いてあげてください。コットンやパフなんかでも、OK。
楽器の洗浄方法をひと通り解説しましたが、実は2番ピストンは届かない部分……。ご自宅で楽器を洗うには、どうしても限界があるのも事実です。そんな時には、ヤマハで設置している「超音波洗浄機」というもので楽器全体を洗うのもオススメですよ(※ユーフォサイズが入る超音波洗浄機は、店頭によっては置いていないこともあるので、要確認)。
ステップ④クロスで水滴を拭き取る
新見さん
そして、楽器本体と、パーツを全て洗い終わったら、水滴をなるべく切ってからクロスで磨いていきます。クロスにもいろいろ種類があるんですが、デイリーで使うなら、ラッカークロス、ポロッシングクロスあたりが良いですね。野外での演奏や、やむ負えなく雨に濡れてしまった時などはもちろん、日頃からこまめに拭くことで楽器の表面をキレイに保つことができます。