2017年10月12日 11:00
一青窈「臨月に向かって作りあげた」 15周年記念盤の制作裏話
出産前にできるだけ頑張って書いて歌って、という感じでしたね」
そう、7月に2人目のお子さんが生まれ、2児の母になった一青さん。とくに“新盤歌祭文”のほうは、「臨月に向かって作りあげた」記念すべき作品になった。
「とはいっても、ミラクルは特に起きず(笑)。やっぱり子供がいると、歌詞を書くモードになかなかなれないし、インプットも減っていますからね。かなり大変でした。『七変化』はドラマの舞台となる旧黒門町を歩き回り、柳川鍋を食べて、江戸東京博物館を見学して書きました。『会いたかったのは僕の方』は、作曲をお願いしたBEGINの上地さんが、一青窈版の『こんにちは赤ちゃん』を作りたいと言ってくれたので割とサクッと歌詞が書けました」
いきものがかりの水野良樹さんが書き下ろした「七変化」(NHK BS時代劇『伝七捕物帳2』主題歌)は、しっとりとした切ない歌が多かった一青さんのイメージとは正反対の、カラリと明るいアッパーソング。
「今の気分がアッパーでハッピーなので、この曲が私の心情にもピッタリ。
子供たちを見てても、踊りながら歌うってナチュラルな反応だし、踊ることの良さ、楽しさを再確認しました。本能のままにイエー!って歌って踊ってほしい曲です」