2017年12月27日 18:40
セミヌードもみせた元グラドルの “今”…華やかな芸能界からあの現場へ
今年最後の当連載『グラドルから保育園へ』。元グラドルの筆者・小阪有花さんが、さまざまな壁にぶち当たりながらも、ライフワークとして見出したのは保育の現場でした。2017年の締めくくりに思いを語ります。
文・小阪有花
【グラドルから保育園へ】
vol. 86
プレオープンを経て無事、開園
保育園は無事開園した。自分の思いをそのまま実現したものができたかと問われると、初めての園設立ということもあって思い通りにいかないことはたくさんあったが、他とは異なる、多くの人に愛されて子どもが育つ保育園にはできた気がする。愛されている喜びを感じてもらうため、大勢の人に訪れてほしいと声をかけ、保育園にはいろいろな人が遊びにきてくれた。
来てくれた人たちはみな、「久々に子どもたちと遊べて楽しかった」「素直な気持ちが戻ってきた気がする」という言葉と「保育士さんて大変なんだね」とちょっと苦笑いしながらも、清々しい気持ちで園で過ごした感想を話してくれた。子どものすごいところは、大人の心を癒す効果があること。
子どもたちが大人と触れ合うことは、大人にとっても気づきや安らぎ、パワーを与えることができた。
子どもと向き合うことで答えは見つかる
とはいえ、実際に自分がやりたいと思ったことは、今回半分ほどしか実現できず、1年を経て私はその保育園から離れることとなり、現在では別の園で働いている。