くらし情報『生きづらさを作っているのは誰…? 発達障害の私が思う「差別の根源」』

2018年6月6日 21:30

生きづらさを作っているのは誰…? 発達障害の私が思う「差別の根源」

マジョリティとマイノリティ。この単語だけを見ると、マジョリティが生きやすくて、マイノリティが一方的に生きにくい社会であるように感じるほうが多いような気がします。だけど、アスペルガー症候群という発達障害があり、マイノリティである私は、本当にそうなのだろうかと感じることがあるのです。生きづらさを作っているのは、本当は誰なのでしょうか……。

文・七海

私がマイノリティにカテゴライズされたときの、正直な気持ち

目次

・私がマイノリティにカテゴライズされたときの、正直な気持ち
・発達障害と言われて安心したのはなぜ?
生きづらさを作っているのは誰…? 発達障害の私が思う「差別の根源」


小さい頃からさまざまな違和感を覚えていました。コミュニケーションがうまく取れない自分を必要以上に責めたこともありますし、今でも責めていると思います。学生時代は友だちを作ることができませんでした。友だちという存在への羨望は、人一倍強いのではないかと思います。
集団生活が主である学生時代は苦痛で仕方なく、大抵孤立していました。昼休憩はひとりでご飯を食べながら、わいわいと賑わうクラスメイトたちを眺めていました。羨ましいな、寂しいな、と思いながら。

いじめに遭ってから身体の異変を感じました。朝が辛く、夜は眠れません。鬱病の予兆でした。それから鍵やガス栓を何度も確認するなど強迫性観念の症状が出て、日常生活まで支障が出てきました。

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