2018年7月16日 20:00
池松壮亮、満島真之介との共演で「今まで味わったことない」初体験?
10年間をどう埋めるか、会った瞬間に確認せずとも共有できる人って、そうそういない。同世代の役者さんで、同じ方向をすぐに向ける感じは、今まで味わったことがなかったな。
満島:僕が初体験なわけね!
池松:(笑)。それも松居組のなせる業かもね。何がそうさせたかはわからないけど、いい具合だった。
満島:確かに、あの空間に一緒にいるだけで、すーっと全部が混じり合っていく感覚があった。
池松:演じて気づいたのは、俺の人を想うっていう価値観が、3人を見ていると揺らぐ瞬間があって。
満島:うんうん。
池松:そこまでする?とか、俺が間違ってる?みたいな。そんな瞬間がこの映画の魅力というか。
満島:ここは超えちゃいけないという良識を、作中では超えるからね。池松くんが言うように、自分がこれまで感じていたことが間違っていて、ここまでいくのが愛情なのかもしれない、とか考えたり。普通に生きる5年よりも、撮っている2週間の方が、今後の人生に残っていくなって思ったよ。池松:いい映画に出合ったときってそうだよね。自分の人生や、誰かを想ってしまうというか。映画の持つ力って、無限大であってほしい。
やっている身からすれば、そう信じてやるだけだから。