2018年11月2日 18:20
シャイな矢野聖人、クジラよりも女の子の扱いのほうが難しい!?
ーー矢野さん演じる太一が海に飛び込んだ後、クジラがジャンプするシーンがとても印象的でした。
矢野さん 水に濡れると髪の毛や衣装がびしょびしょになってしまうので、僕が飛び込むシーンは1回で撮りきらないといけなくて。クジラのジャンプのシーンは何回か撮っていますが、海に浮かんで待っている間に僕の体がどんどんまわってきて(笑)。態勢の維持が難しかったですね。
ーー恥ずかしながら、この映画を観て、クジラとイルカが生物学上同じであることを知りました。
矢野さん 僕も台本を読んで知りました。クジラがイルカと同じようにショーをすることにも驚きました。しかもクジラは個体によって、好きな食べ物や量が違うんです。
この映画をやらなかったら、知り得ないことばかりで。僕は撮影がない日も調餌(ちょうじ/生き物に与えるえさを作ること)の練習を行い、博物館内を見学して、クジラのことを勉強していました。
ーークジラのトレーニング・シーンの苦労は?
矢野さん 手のサインは、撮影に入る前に三日間だけ練習をしました。最初は全然できなくて。三日目にはサインの種類を覚えて、なんとか形にすることができました。クジラとコミュニケーションを取ること自体はそんなに難しいことではなかったように思います。