2019年3月16日 10:00
繊細なテクニックに…ゾクゾクしちゃう!感性に響く話題のアートとは?
東京都庭園美術館で『岡上淑子フォトコラージュ沈黙の奇蹟』が開催中です。写真を使ったシュールなコラージュ作品は、美しく繊細でゾクっとするほど魅力的。おしゃれな洋館で見られる女子必見の展覧会をご紹介します!
注目の作品が集結!
【女子的アートナビ】vol. 142
この展覧会では、フォトコラージュ作品でいま再注目されている作家、岡上淑子(おかのうえ としこ)の貴重な作品群を紹介。アメリカのヒューストン美術館から12点のコラージュ作品が里帰りしているほか、国内の国公立美術館によるコレクションや関連資料なども多数展示されています。
岡上は1928年高知県生まれ。現在91歳となる彼女は3歳で家族と東京に移り住み、戦争も体験します。戦後、1950年に文化学院へ進学し、コラージュの制作を開始。それから1956年までの間、集中的に多くの作品を生み出します。
1957年に結婚後はコラージュ制作から遠ざかり、故郷の高知県に戻ってスケッチや日本画を制作。今回の展覧会では、絵画作品も展示されています。
コラージュって?
そもそもコラージュとは、「のりで貼りつける」という意味のフランス語。印刷物をはじめ、木や布、ガラスの破片などさまざまな素材をひとつの画面に貼りつけて作品にする芸術表現です。