2019年8月5日 18:30
LINEで脚本が!? 『天気の子』RADWIMPSが明かす制作秘話
大ヒットした映画『君の名は。』に引き続き、新海誠監督の最新作『天気の子』でも音楽を担当したRADWIMPS。前作以上に“物語”に踏み込み、作品に影響を与えた彼らの音楽の、秘密に迫ります。
――『君の名は。』で初めて映画音楽を手がけられましたが、バンドとしての活動と映画音楽作りに、違いを発見しましたか?
野田洋次郎(Vo、G、P):バンドの枠でやっていると、限られた楽器の中で音を構築するという制限があるわけで、でもだからこそ、その中でどう面白いものを作ろうか、というところが醍醐味です。一方映画音楽は、1曲に10、20の楽器はもちろん、オーケストラを使っての曲作りもできる。バンドを10年やっていても、そんなことができる扉はなかなか開けられないので、バンドにとっても大きな経験だったと思います。
武田祐介(B):あとバンドだと、ライブで再現できるかどうかを常に考えますが、そこを考えないでの曲作りは楽しいですね。
野田:そうだね。映画音楽は黒子的な感じが強くて、その“裏方としての快感”もちょっとあるよね。
桑原彰(G):あるある。音楽の力で雰囲気を変えられたり、また見えない部分で観客の心を引っ張ったり…。