2019年8月3日 20:50
永野芽郁 『二ノ国』の新田真剣佑を「息の扱い方がすごく上手で…」
感情の振り幅が大きい役でした。
永野:アフレコのとき、ハルの声をところどころ聞かせていただいたんですけど、新田さんの感情のこもったお芝居に引っ張ってもらうことがたくさんあったんですよ。
新田:それはうれしい。
永野:吐息とか、息の扱い方がすごく上手で。普段のお芝居で息だけってなかなかやらないことではあるので、大変だっただろうなって思って。でも、それをぴったりはめていて、すごい!
新田:意識していなかったけど…。アニメのアフレコは今回が初めてだったから、こんなに難しいのかって思っていたくらいで。
普段の体を使う芝居とアフレコはまったく別物。
永野:私は声だけのお芝居の経験があったので、その難しさを知っているぶん、すごく緊張していたんです。でも、日野(晃博)さん(製作総指揮)に、「緊張せず、永野さんが思う役を表現してもらえれば大丈夫だから」って言っていただいて、肩の力が抜けました。
新田:そうだったんだ。じゃあ、苦戦したシーンもなく?
永野:えっと…。新田:ないか(笑)。
永野:いやいや、苦戦はしたよ。何度もやり直したところもけっこうあったから。普段のお芝居はそのときの空気で自然と演技が変わっていくことが多いけど、声のお仕事はすでに決まっている絵に自分を収めていく感覚で。