やまぐち・えりこ1981年、埼玉県生まれ。起業を目指す若者にとって、著書『裸でも生きる』(講談社)はバイブル。モットーは“Keep walking”。「長く続けるには、走っちゃダメ」
今?それとも、これから?誰にも道を切り開く「ターニングポイント」があります。今回は自らの力で道を切り開いたマザーハウス代表・山口絵理子さんに話を伺いました。
バングラデシュでバッグ作りに情熱を燃やしています。あなたの生き方のヒントになるかも!?
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大学で貧困国に興味を持ち、ワシントンの米州開発銀行でインターンとして働く。しかし、現場を知らない援助に違和感をおぼえ、アジア最貧国のバングラデシュを訪問。大学院入学を決める。
「行動力があると言われるけど、その何倍も不安や葛藤があって踏み出した一歩。成田空港では『こうやって人は人生を誤るのかな』って思いました。でも、絶対に、何かを得るためには何かを失わないといけない。あの時は、約束された安定と実際に現場へ行って、何が必要なのか、自分の目で見ることとを天秤にかけ、後者を取ったんです」
バングラデシュで、麻袋に使われるジュートという素材に魅せられ、バッグ作りに情熱を燃やす。