2016年1月2日 11:15
巨匠の魅力、再発見!特別展『生誕150年 黒田清輝 ─日本近代絵画の巨匠』
巨匠の魅力、再発見!特別展『生誕150年 黒田清輝 ─日本近代絵画の巨匠』
教科書に必ず載っている超有名画家、黒田清輝(1866~1924)。彼の代表作などを集めた大回顧展、特別展『生誕150年 黒田清輝 ─日本近代絵画の巨匠』が2016年3月23日から上野の東京国立博物館で開かれます。
子爵の家で育った黒田清輝は、17歳で法律を学ぶためフランスに留学します。しかしパリ滞在中、進路に迷い、画家になると決意。法律学校をやめて絵を学びます。やがてフランスで画壇デビューを果たし、才能を認められたあと帰国。日本で画家として活躍しながら後進の指導も行い、日本美術の近代化に尽力しました。
本展では、黒田の初期から晩年までの代表作をまとめて展示。
さらに、師ラファエル・コランやミレーなど、黒田がフランスで影響を受けた作品もパリのオルセー美術館などから来日しています。
オススメの作品は、黒田の最高傑作《湖畔》。切手にもなった有名な絵で、きっと一度は教科書で見たことがあるはず。日本でもっとも美しい肖像画ともいわれ、黒田は後に本作のモデル、照子と結婚しました。
また、フランスの展覧会で初入選した記念すべき作品《読書》も見どころのひとつです。