2020年5月26日 19:30
スカパラ・谷中敦、野田秀樹に自ら志願したイベントとは?
それって、お客さんの想像力を喚起させて感動を呼ぶ、普段の野田さんのお芝居にもちょっと近い気がしたんですよね」
違うものを受け入れるほど、自分たちの存在が明確に。
ワークショップには、ブラジルで活動するさまざまなアーティストたちも参加し、即興でコラボレーションがおこなわれた。
「現地の音楽家たちと演奏できたのは楽しかったですね。間の感覚とかも違うはずなのに、違和感はまったくなくて、自然とミックスできて。その僕らが演奏しているステージの真ん中で津村禮次郎さんが能を舞う姿を見た時には、日本人として誇らしい気持ちにもなって、ものすごく感動したんです。世代も文化も全然違う人たちが、ブラジルという異国に集まって、そこに現地のアーティストが参加して自然な形で成立させちゃえるのが野田さんのすごいところだし、文化の可能性も感じました」
スカパラ自体、これまでに菊地成孔さんや宮本浩次さん、aikoさんなどのほか、関ジャニ∞やさかなクンまで、ジャンルを問わず多くのアーティストたちとコラボレーションを果たしてきている。
「僕らの曲に『Paradise Has No Border』というものがあるんですが、そのタイトルを考えたのがメキシコなんです。