2020年9月25日 20:30
ヒットのきっかけは“テレ東の低予算” 『ゴッドタン』Pが明かす
そのくらいの熱量がなければ、この時代の視聴者には伝わらないと思います」
この6月テレビ東京は、佐久間さんなど社員クリエイターが有料でネット配信をし、話題を呼んだ。才能のある作り手は、ジャンルの垣根を越えて活躍の場を見出し始めている。
「テレビは、今の牙城を守ろうとしてしまったら、終わると思います。逆に変わることを恐れなければ、新たな熱狂を生む可能性はまだまだある。個人的には、ラジオやネット番組、ライブ配信などは、“テレビでは使えなかったアイデア”を活かせる場所なので、テレビ以外の場所が増えるのはとても楽しいです。フォーマットが違うところに狩りに出て、そこで手に入れたものを持ち帰り、テレビで活かす。そのループを上手く回せる人が、おもしろいエンタメを作れるのではないかと思います」
ご自身の番組から、たくさんの“熱狂を生む芸人”を羽ばたかせてきた佐久間さん。何を持っている人が、“ネクスト熱狂芸人”になれると思うか、またそれをどう見抜いているのか、聞いてみた。
「芸風とかは時代ごとに違うんですが、共通しているのは、今売れていないことや自分がまだ小さい存在であることに、満足していない感じがある人でしょうか…。