2020年10月9日 19:20
小篠恵奈「ちゃんと生きていかなきゃいけない」心がえぐられた瞬間を語る
と言われましたが、私自身がそこまで一生懸命に生きてきたことがなかっただけに、こんなにも気持ちがしんどくなるんだなと知りました。
あざみさんを演じながら心がえぐられるような感覚があったので、うらやましく感じる部分があるいっぽうで、本当に苦しかったです。
―では、この役と向き合うことで自分自身の生き方を考えさせられる部分もあったのでは?
小篠さんそれはあったと思います。いままでは、「生きる」とか「死ぬ」ということをあまり考えたことがなかったのかもしれませんが、ラストシーンで「生きていかなくちゃね」というセリフを言ったときに、「私もちゃんと生きていかなくちゃいけないんだな」と強く感じました。
体当たりなシーンも余裕を持って臨むことができた
―あのセリフは、特にいま観客にも非常に響くところだと思います。そのほかに、印象に残っているシーンはありますか?
小篠さん今回は、ひと混みの渋谷でゲリラ撮影をしたこともありましたが、そのときにスタッフさんがついてきていると思って歩いていたのに、気がついたら誰もいなくなっていたことがありました。携帯も何も持ってないまま渋谷で迷子になったときは、かなりテンパりましたよ!
―渋谷での映像もかなりの臨場感があるシーンでしたが、裏ではそんな事件もあったのですね。