2020年12月19日 19:00
浜辺美波「絵は可愛いのにグロいシーンが…」『約ネバ』でギャップにハマる?
突拍子もない設定の作品であれば、漫画寄りの少し誇張したキャラクターに。一方、日常が舞台の作品ではリアリティのあるナチュラルなキャラクターに。その絶妙なバランス感には高い評価が集まる。
「ハウスはただの孤児院ではなく、外の世界から隔離されているんですよね。草木に囲まれて、ママと子供たちしかいない世界のなかだけで伸び伸びと育ってきたという環境を考えると、ちょっと現実離れしたキャラクターにしたいなというのがあったんです。ただ、いろんな事実を知ってからのエマが、強くたくましくなっていく部分にはリアル感が必要かなと。また、エマの冒頭の『おっはよー!』というセリフは、監督が忠実に原作を再現したいという思いもあって…。それをひとつのキャラクターとしてどう落とし込むかは、かなり探っていましたね」
撮影の前には、ハウスで暮らす子供たちとともに、なんと1か月近くリハーサルをおこなったとか。
「全員のテンション感を合わせていくための時間だったんですが、それがあったのは大きかったです。このキャラクターはこんな感じの子で、この子としゃべる時のエマはこんな感じかなと探りながら役を掴んでいけました。子供たちだから、本番でリハーサルと全然違うものが出ることもあって…エマとして本当に心を動かされる場面もありましたし」