2021年1月6日 20:10
平野ノラ、42歳で妊娠 芸人と母の両立に「正直、割り切れない部分も…」
大きな肩パッド入りのド派手なスーツ姿で、ソバージュヘアを大胆にかきあげながら電話を片手に「しもしも~?」。そんなバブリーなキャラで人気を博した平野ノラさん。どことなく漂う凛とした女性像はどこからくるものなのか。常に自分と向き合ってきたというブレイクまでの道のりを辿りながら、探ってみた。
「じつは一度芸人になったものの25歳で挫折。その後OLなどをしながら、お笑い芸人になりたいという火種はくすぶったまま、満員電車の中でも、何やっているんだろう…と自己嫌悪の毎日で。そのうち当時の彼からプロポーズされた時に、結婚して二度と芸人になれないとしたら、死んでも死に切れない!と思ったんです。それで一歩踏み出してみて、ダメならやめればいいと決心しました」
お笑い芸人を目指すことに反対した彼とは別れ、コメディスクールに入ったのは31歳。
10代ばかりの若い同期の中で、いうまでもなく最年長だった。
「不安や恥ずかしさは一切なく、お笑いを学ぶのがとにかく楽しかった。年上だからこその人生経験もあるし、頑固にならずにスポンジのようにすべてを吸収してやろうと思いました。だから毎日一番前に座って授業を聞いて、ネタを提出する紙は裏までびっしり書いて。